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憐れみの3章

2024年09月27日 23時55分08秒 | 映画 あ行
満足度:★★★☆【3.5点】




激やせジェシー・プレモンス大丈夫か?



自分の人生を取り戻そうと格闘する、選択肢を奪われた男、
海難事故で失踪した妻が、帰還後別人になっていた夫、
卓越した宗教指導者になるべく運命付けられた特別な人物を懸命に探す女……
という3つの奇想天外な物語。
<Filmarks>



奇想天外!って本当にまったく先読みできないのは、まあお馴染みですけどね。

3章仕立てのストーリーに登場する主要な人物は同じでもキャラクターは別物。

1章、人生を取り戻そうと抗う男、支配と服従。メイン=ジェシー・プレモンス
2章、海で失踪後、帰還した妻が別人だと怯える男。メイン=ジェシー・プレモンス
3章、特別な才能を持つ人間を探す、次期宗教指導者の女。メイン=エマ・ストーン

この監督の世界観はどこか寓話を彷彿しているようで好きなんだけど
きっぱりと賛否分かれる監督さんというのは確かだろう。
ただ、ヨルゴス・ワールドが好きなら納得の作品になること間違いなし。

監督作品の中で言うなら『聖なる鹿殺し』に幾分寄っている感じかな~と。

3章すべて別物のストーリーのなか、ただ一人「RMF」と名乗る(?)男だけが
唯一同じキャラとして登場し、意味不明とはいえ最後のオチとしてほっこりできる。


登場人物の中で、今や監督さんのミューズとなっているエマ・ストーンだが
今回、ワタシが楽しみにしていたのは ジェシー・プレモンスが出ているから。
個性的な俳優で、いつも強烈なインパクトを残してくれるからお気に入りなんです。
来週公開『シビル・ウォー/アメリカ最後の日』でも赤サンのヤバい兵士役で
いいキャラ見せてるけど、こっちはふっくらしてるな(笑)







【今週のひと言】

・意味不明、でも、最後は妙に明るい気分にさせてくれる不思議な作品。

・3章すべて同じ音楽が使われており、この不協和音の効果が抜群。

・それから今回も『哀れなるものたち』に続き相変らず男性性器丸出しって…。

・初期作『籠の中の乙女』は未見なのでどっかの配信で観てみたいわ(笑)
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監督:ヨルゴス・ランティモス
脚本:ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリッポウ
音楽:イェルスキン・フェンドリックス
出演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー

『憐れみの3章』

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