ジョン・グリシャムの『グレイトギャツビーを追え』は村上春樹さんが訳したという事で興味を持って読みまして、とても面白かった。
その続編が出ました。
『狙われた楽園』
今回は星野真里さんが訳されています。
帯にあるように、前作で登場した書店の店主ブルース・ケーブルが主役。
フロリダのリゾートの島にある書店。
前作の主役ともいえるマーサーは作家になっていて、その出版記念イベントをするという時に大きな嵐が迫ってくる!
島がハリケーンの暴風雨に襲われるというところからお話が始まります。
前回同様、一種の推理ものですが、ただの事件で終わらないというのが特徴。
そして、今回は学生書店員のニックが推理小説オタク的要素を発揮するのも面白い。
事件を解決する過程を楽しむのと同時に、出てくる人々の生き方が様々なので、そこを楽しむという要素があるのもこのシリーズの面白いところかなと思います。
近年の日本の台風も多くの被害を出すので、最初に出てくるハリケーンが大した事ないように思ってしまうのが怖いわ〜〜。全島避難命令が早く出されて、時間の余裕を持って非難するのはすごいなとか、嵐の場面はそんなことを考えながら読みました。
前作『グレート・ギャツビーを追え』はその始まり方から最後の終わり方が想像が全くつかないという面白さと村上さんの訳の独特な感じがあって、⭐️5つって感じで、なかなかない面白さでした。
それと比べると、少し⭐️が減るかなとは思いますが、今回も意外な展開があって違った趣もあり面白く読みました🤗