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ミケマル的 本の虫な日々

マスターズの本


 YouTubeとかドラマとかネット動画ばっかり見てるな〜、もうちょっと本読もうと思いつつ、図書館で色々と借りています。
人間簡単な方に流れるのが普通なので、映像を見る方が本を読むよりも楽なんだろうなと思いますが、本を読み始めるとやっぱりこちらも楽しいなと思います。
図書館で見るとあれも読みたいこれも読みたいと思うけれど、期限がきてそのまま返してしまうことも。
それでも、あれこれ借りて帰る時の嬉しい気持ちが好きなのかなと思います。

さて、ゴルフのマスターズについて書いた本
『マスターズ ゴルフ「夢の祭典」に人はなぜ感動するのか』 本條強



 ゴルフをする人はもちろん、ゴルフをしない人でも聞いたことありそうなマスターズ。
現在の男子ゴルフのメジャー4大会が、マスターズ、全英オープン、全米オープン、全米プロで、その中にマスターズは入っています。
歴史的には一番新しい(とは言っても1934年から)ですが、1番の特徴はボビー・ジョーンズという一人のゴルファーが作ったオーガスタというゴルフ場で始めた試合であるというところ。
そして、オーガスタでマスターズをプレーすることがゴルファーにとっては特別であるというところ。

 マスターズの始まりと今までの歴史が描かれていて、なぜ「夢の祭典」になっているのか、どんなに特別なのかが良くわかる本でした。
本條さんはゴルフライターとしてとても有名な方のようで、『書斎のゴルフ』の編集長を務めておられた方だそうな。
この本が出版されたのが2021年3月。
この年の4月のマスターズで松山英樹が優勝しました。
読んでいる途中で、松山くんのことが出てくるかな〜と思ったけど、アマチュア優勝のことはあったけど、出てこずに終わったので出版年を見たら、そうか〜と思ったです。

 私は自分がゴルフを始めた12〜3年前からしかゴルフ中継を見てないけれど、毎年行われるマスターズは他のメジャー大会とは違う雰囲気だなと思っていました。
圧倒的なコースの美しさ、応援の人たちの雰囲気、ゴルファーのマスターズでプレーするという緊張感などなど。
そんな中で松山くんが優勝したのは、本当にすごいことなんだな〜と感じました。
何しろ、解説してたプロやアナウンサーが号泣して30秒無言ってこともあったし。
日本の男子プロがメジャー大会で優勝したことが無い中で、最初のメジャー優勝がマスターズだったのもゴルフを知る人には感動だったのだと思います。
私も松山ファンとしてメジャーに勝ったというのだけでもすごく嬉しかったけれど、マスターズの特別感もあって涙出ちゃったです。

 さらにこの本を読んで、オーガスタというゴルフ場がどのように作られたかが興味深かったのと、いまだに招待制になっているマスターズのシステムを貫き、創始者のボビー・ジョーンズの想いが残っているのもすごいなと思いました。

ボビー・ジョーンズの名言
「愉しんでこそゴルフ。悩まず、苦しまず、怒らずに」
「ゴルフ友達を大切にし、生涯の友とせよ」
「自分の実力を知り、身の丈に合ったゴルフをすれば、ベストスコアが出るものだ」
「ゴルフは耳と耳の間のゲームだ」体力よりも知力が大切
「オールドマンパーを常とせよ」

 最後のオールドマンパーとは一緒にプレーしている選手とではなく、パーをとる仮想の相手と戦うらしいのですが、これは私のようなパーがたまにしか取れない人にはオールドマンボギーとかかな。
総合的には、力を抜いて平常心で頭を使って楽しくプレーしなさいって事かと思いました。
年齢的に無理してスイング変えたりすると体にきそうなこともあり、自分のできる中でどう打ったら一番良いかを考えていくのが楽しいなと最近思っているので、すごく納得しました。

 今週もアメリカ男子ゴルフのPGFツアーの試合が行われています。
松山くんは首の痛みで今季は調子出ていなかったけれど、今回の試合は良いところにつけていて、明日の最終日で優勝も狙える位置にいます。
今年のマスターズは終わってますが、次のメジャーは全米オープン。
首の状態をケアーしつつ頑張って欲しいなと応援しています。




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