今日は世界図書・著作権の日だそうです。
子供の頃に読んだ本の事を書こうと思います。
本がたくさんある家で育つと本読むようになると言いますが、私の両親は本をあまり読みません。
なので、私が育った家にはあまり本はありませんでした。
ただし、本を買う事には協力的だったと思います。
その頃にありがちだった、漫画はダメって家でしたが、普通の本はおこずかいで買ったり、本買うからといって出してもらったりしていたように思います。
それはありがたかったけれど、今のようにどの家庭でも読み聞かせしてるとかではなかったから、読み聞かせをしてもらった記憶もありません。
どうやって、本が好きになったのかしら?と思い返すと、はじめに何かのお祝いで本を買ってもらったんだったなと。
本の一番古い記憶は、少女世界名作全集の中の何か女の子向き(とされていた)本を祖母が買ってくれた事です。
多分小学低学年の時。
すごく面白くて、夢中で読みました。
多分、祖母は本を買ってあげようと思ったけど、何が良いかわからずに書店で聞いて買ってくれたか、世界名作全集だから良いと思って買ってくれたんだろうなと思います。
おばあちゃん、ありがとう❗️
今はすごくたくさんの絵本や子供向けの本があるけれど、以前は名作全集とかが多かったのかなと思います。
その一冊がきっかけで、本って面白いなと思って、何が欲しい?って聞かれると、だいたい本がいいと言っていました。
もう1つ欲しかったのは着せ替え人形のお洋服だったな。懐かしい。
少女レベッカとか、小公女とか、若草物語とかを少し簡単にした少女向きとされていた本を読んだと思います。
その次に鮮明に記憶に残っているのが、トーベ・ヤンソンの「楽しいムーミン一家」
この本が出た後にアニメになってヒットしたけれど、この頃はそれほど有名ではなかったけれど、とても好きでした。
すごく古くなったけれど、捨てられずに持っています。
「ムーミン谷の冬」も好きでした。
ムーミンってなんだろう?って思いながら読んだけど、とても面白かった。
楽しいだけでなく、ちょっと哀しみもあり、寂しさもあり、でもほのぼのとした幸せもあり、今見ても、すごくいい本です。
小学生の時に一人で寝るようになって、怖い夢を見た時や、人って死ぬんだなって意識して急にすごく不安になった時、私は親に言いに行かない子だったようで、このムーミンの本を読むことによって、心が落ち着きました。
この本のおかげで、心細さや気持ちの動揺を抑えるには本を読んだらいいんだってことを知ることができたのでした。
ある意味、この本は私のお守りのようなものでした。
そのほか、今でも持っている昔のお気に入りだった本。
小学生から中学生の前半くらいに読んでたと思います。
写真見にくくてすみません。
当時は女の子はみんな読んでた?
「赤毛のアン」や「若草物語」
「世界の名作文学」シリーズはいろいろなジャンルのお話と詩が入っていました。
今はこういう本はなくなちゃったけど、色々と読む事で、好きな本に巡り会える良い本でした。
いぬいとみこさんの「木かげの家の小人たち」は小人が出てくるファンタジーでもありますが、
戦争の間の困難や理不尽さも描いていて、読み応えがあるものです。
C.S.ルイスのナルニア国シリーズを読んだときは、こういうファンタジーを読んだことなかったので、すごく新鮮でした。
そして、アーサー・ランサム全集❗️
アーサー・ランサムシリーズは本当に好きで、何回も読みました。
最初に読み始めた時に、どんどん先が読みたくて、本屋さんに行くのが待ち遠しかったのを覚えています。
子供たちがイギリスの湖水地方で、ヨットに乗って冒険する物語。
イギリスでは有名な本だけれど、日本ではそんなに人気がなかったようです。
でも、私は本当に好きで、ヨットに乗りたいな〜〜、船に乗って海に出たいな〜〜なんて思って、商船大学行こうかしら!と本気で思ってた変わった中学生でした。
しかし、当時は商船大学は男子のみだったということを知って、ちょっとがっかりしました。
まあ、今のように女子が入れても、私の運動神経では無理だったと思いますが。
ずっと孤独にアーサー・ランサムを愛していたのですが、数年前にとうとうアーサー・ランサムを愛好している方々のグループを知ることができました。
家人の友人がその愛好グループに属しておられて、私の人生の中での感動の出会いの1つです。
私は遠くにいるので、会合等には参加したことがないのですが、初めて同じ本を好きな人に会うって、本当に嬉しいものだなと思いました。
記事を書いた機会に、これらの懐かしい本を読んでみようかな。