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ミケマル的 本の虫な日々

『しらふで生きる』読みました


 久しぶりに県立図書館に行って本を借りてきました。
最近出版された本のコーナーがいつからできたのかは不明ですが、このコーナーはとても便利。
多分1年以内くらいの本が置いてあるので、どこかで見て読みたかった本がある確率が高いのです。

 そのコーナで何冊か借りてきました。その中の一冊。

『しらふで生きる』大酒飲みの決断  町田康

 

 猫や犬が好きでミュージシャンでもあるという町田さんは大酒飲みだったそうな。
ありがちだな〜なんて思いましたが。
お酒のことを多く歌にした大伴旅人を理想にしてたそうな。

 私の周りはお酒飲む人が多くて、大酒飲みもたくさんいました。
過去形なのは、歳と共に酒量が落ちてきたり、体の調子で以前のように飲めなくなったりという事があるような気がする。
ちなみに、私は若い頃には飲むこともありましたが、今はほとんど飲みません。

 そんな町田さんは、60歳手前でお酒をやめたようです。
突然やめたみたいだけれど、はっきりした動機は書いてない。
しかし、やめた後の葛藤がめちゃくちゃくどくど書いてあります(笑)
作風なんだろうけど、ここまでくどくど考えないとやめられないのがお酒なのかと、可笑しみと哀しみが湧いてくるのでした。

 それでも、町田さんはお酒をやめたというのが凄い。
禁断症状が出るほどのアルコール依存ではなかったようですが、毎日飲んでいた人が飲まないっていうのは本当に大変な事だと思います。
最初の何日かが一番大変だったけど、時がたてば大丈夫というわけではないようですし。3ヶ月くらいはお酒のことばかり考えていて、なんてつまらない人生だと思っていたそう。
でも、色々な誘惑?から逃れて断酒に成功したそうな。

 その利得はダイエット効果、睡眠の質の向上、経済的な利得(お酒にお金を使わない)などだけど、一番大きかったのが脳髄がええ感じ(本文のまま)になったのが一番だったそうです。
頭の中の経路が開通した感じだそう。

 そして、お酒を飲んで寂しさを紛らわしても人生の寂しさは変わらない、人生はお酒を飲んでも飲まなくても寂しいと。
そうだな〜。
お酒を飲む人は色々と嫌な事があるから飲むっていう人もいるけど、お酒を飲んでもどうしようもないじゃないと私は思うのだった。

とこの本読んでたら、家人がお酒を飲んで帰ってきてやれやれと思ったのでした。

 

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