ミケマル的 本の虫な日々

7月に読んだ本

大雨に驚いているうちに、梅雨明けもしないまま(in山口)、7月も終わってしまいます。去年のように35℃を越える猛暑日が続くのもいやだけれど、雨ばかりで夏らしくないのも困るし、なかなかうまくはいきませんね。

 本を読んだら書こうと思っているけれども、ついついその前に次の本を読んだり、ドラクエやったりしてしまって、サボっていたので、とりあえず、7月に読んだ本をあげてみました

月初めに市図書で、小谷野敦と斉藤美奈子を借りて読みました。
『谷崎潤一郎伝 堂々たる人生』小谷野敦 市
『反=文藝評論』小谷野敦氏 市
   細雪を読んで谷崎氏の興味を持ったので、読んでみました。斜め読みしてしまったけれど、あまり好きになれないな谷崎さんという感じでした。でも、小谷野氏が母に愛されて(よく面倒をみてもらって)育った男と、そうでない男では書くものが違うというようなことを言っているのが面白かった。前者は谷崎氏と自分を含み、後者は夏目漱石を含むと言っていて、どうもそのために小谷野氏は谷崎氏は好きで夏目氏は好きでないようです。

『妊娠小説』斉藤美奈子 
『文芸誤報』斉藤美奈子 
『文壇アイドル論』斉藤美奈子  
   斉藤美奈子氏の書評は面白いのだけれど、ちょっとそれは違うのではという 過激なところもありますね。『妊娠小説』は、いかに日本の(ほとんどが男性作家が書いた)小説に妊娠(望まれぬ妊娠)という事項が多く、類型的かつ安易に妊娠が使われているかということを例をひいて検討していて、面白かったですよ。後半はちょっとくどかったけれど。

 以下は『文芸誤報』に書評の載っていて、面白そうだった本を市図書で借りて読みました。
『イトウの恋』 中島京子
『悲劇週間』 矢作俊彦 市図書 
『夕子ちゃんの近道』 長島有 
『日本橋バビロン』 小林信彦 
『自伝 じょうちゃん』 松谷みよ子 
『福沢諭吉は謎だらけ』清水義範 

『三四郎』夏目漱石
   はるか昔に読んだ『三四郎』を読み直してみました。そしたら、最近読んだ 漱石氏の中で一番面白かった。熊本から東京に出てきて、大学に入る三四郎のびっくりととまどいとときめきが明治時代の話とは思えないリアルな感じで読めました。文体も読みやすくて、漱石はやっぱりすごいと改めて思わせてくれる小説でした。私は『こころ』よりも数段好きだな

『山登りはじめました』鈴木ともこ 漫画
『旅ボン イタリア編』 ボンボヤージュ 漫画
『旅ボン 富士山編』 ボンボヤージュ 漫画
『僕の妻はエイリアン』 泉流星
『八日目の蝉』 角田光代
『十歳の放浪記』『かなしみの詩』 上條さなえ 市
『美人好きは罪悪か?』小谷野敦
『カイシャデイズ』山本幸久 市
『セックスレス亡国論』鹿島茂 斉藤珠里
雑誌モンキービジネスの中の古川日出男による村上春樹インタビュー
『星間商事株式会社社史編纂部』三浦しおん
『おさがしの本は』門井慶喜

 後半の感想は次回に

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