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ミケマル的 本の虫な日々

名勝・樂山園と織田家


 10日の午前中に時間があったので、富岡市のお隣甘楽町にあるお庭を見に行こうということに。
名勝・樂山園
前の日に甘楽道の駅というところでお昼を食べた時に、近くに庭園があるっていうのを見たのですが、お天気が悪かったので明日にしようということになったのです。
10日は朝からお天気が良かったので、お庭を見るには良い日和でした。





ホテルを出て開園時間の9時過ぎに行ったのでほとんど独占状態。
受付の方がゆっくりこの庭園のことを説明してくださいました。
知らないで行ったのですが、ここは今の大河にも出てきてる織田信雄の所領となった小幡藩の織田家のお屋敷跡だったのでした!
小幡藩って聞いたことあるなと思っていたら、織田信雄のところだったか、と。

 その方が織田家について説明してくださって、織田信長には何人もの男子がいたけれど、ほとんどが戦いで死んだり殺されたりして、残ったのは次男の織田信雄の家系だけだった事、信勝は武将としては無能?だったけどそのおかげで殺されなかったのではないかと。
そして、この小幡藩では織田家が雄川の水を堰を設けて街の中の生活用水や下流の農業用水として利用できるようにしたため、家来も領民も潤ったとのこと。
今でもその清らかな流れに沿って立つ武家屋敷も見られます。

 フィギュアスケートの織田くんは信長の七男の家系だったけれど、途中で血筋が絶えそうになったので、織田信雄の次男の家系から養子に入ったので、織田くんも織田信雄の家系だそうな。
お庭の入り口にある建物でNHK制作の小幡藩とその治水や樂山園の説明のVTRがあって、とても美しい映像で分かりやすかった。

 という事で、秋晴れのお庭



お屋敷はもうもうないのですが、お屋敷の間取りの跡がありました。
お屋敷の方がから眺めるお庭


一番高いところにお茶室がありました




お茶室方向からの眺め




池の奥からの眺め




400年前から変わらず雄川の水を堰によって引き込んだ水が流れているそうです




お抹茶をいただきました




お抹茶飲みながら見られるもう一つの池の眺め



このお屋敷もお庭も小幡藩という小藩の規模にしては大きなもので、織田家の屋敷という事で、特別に認められたという事らしいです。
シンプルだけど清々しいお庭だったし、織田家の事を教えていただいて興味深かった。
近くの山を借景にするために、その山に紅葉を飢えたそうで、秋が深まると紅葉が綺麗だそうです。

 高崎駅に帰って新幹線に乗る前に、駅ビルで噂の水沢うどんを食べました。
伊香保温泉の手前に水澤観音があり、そこの周りにたくさんの水沢うどんのお店があったので、食べてみたかった。

セットでざるうどん



 水沢うどんはツルツルだけどとてもコシのあるおうどんでした。
讃岐うどんよりもシコシコ感がある。
こちらも群馬名産の舞茸天ぷらも美味しく、満足のお昼でした。
しかし、九州出身の家人はコシがありすぎて・・・と言っていました。
九州の人は柔らかいうどんが好きな人が多いのです。
私は水沢うどん好きだな。

 1時台の新幹線で東京駅に帰り、羽田から山口宇部空港へ
私の結構長い旅が終わりました。
寒い大雪山(もはや冬)、気温が低かった群馬(すっかり秋)を経て、10日はまたちょっと暑かったので、気温の変化が激しい旅行だったな〜。
帰ってきた山口もやっと秋らしくなっていました。


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