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ミケマル的 本の虫な日々

『世界の終わりとハードボイルド・サンダーランド』読み始める


 村上春樹再読計画、第二弾。
『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を読み始めました。



 これは新潮文庫版を持っているのですが、なんとこちらも『ノルウェイの森』と一緒の赤と緑の装丁だった!
そして、この本は『ノルウェイの森』の後に書かれたと勘違いしてたけど、『ノルウェイの森』よりも前にこちらが出版されていたのでした。

 実は私は村上さんの本の中でこの本が一番好きだなと思ってたのですが、びっくりするほど内容を忘れてました!
この本は題名の通り、「世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランド」の二つの世界の話が交互に描かれていきます。
この交互に描かれているところと、両方の世界のイメージだけは覚えていました。
イメージだけ。

 「世界の終わり」は出られないように囲まれた街に入ってしまい、その街はとても静かで暗いイメージ。
「ハードボイルド・ワンダーランド」は何かの危険から逃げてるイメージ。
そして、読み始めたらほとんど内容を忘れていたのにびっくりした(笑)
ということで、再読というよりはほとんど初めて読む感じです。

 この本は『ノルウェイの森』と違って、村上ワールドに入るのに最初の何章かは戸惑う感じが。
でも、こちらの方が村上さんらしい。
今10章くらいですが、このくらいになってくると先がどうなるのかとどんどん読みたくなってくるのも村上ワールドあるあるです。

 ところで、今回の村上春樹再読計画では、内容をメモしながら読んでいます。
私は本を読んでるうちに次が早く読みたくなって、内容を吟味せずにどんどん読んでしまう傾向があるので、後であそこどうだったっけ?って思う事が多い。
なので、キーワードとか重要そうなところとか読んでて感じた事とかを簡単にメモしながら読むとスピードダウンと頭の整理になるのではと。
特に二つの世界を行ったり来たりするこの本にはこの方法が効果ありそうな気がします。
指輪物語再読の時にこの方法をやってみたらいい感じでした。
でも、あまり綺麗に書こうと思うと面倒になるので、たくさんある片面印刷したコピー用紙を2つ折りにして気軽に書いています。

 さて、これからどうなるのか全く忘れちゃったので、再び『世界の終わりと、ハードボイルド・ワンダーランド』の2つの世界を楽しもうと思います。




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