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ミケマル的 本の虫な日々

漫画色々読みました、『神田ごくら町職人ばなし』など


 久しぶりに地元のTSUTAYAに行って、結構たまってたポイントも使って漫画買ってきました。
気楽なものから読み応えあるものまで色々と。

まずは一番気楽なもの
『青嶋くんはいじわる』吉井ユウ 1〜3



 今シーズンのドラマでやっているのを見ていたので、買ってみました。
サスペンスや推理もののドラマは疲れちゃうので、こういう気楽に見られるドラマがいいなと思いつつ。
そして、若いイケメンと綺麗な女優さんが出ていて脇役もきちんとしてるようなドラマを見ています。
その中の一つなんですが、原作漫画があったので買ってみた。

 ドラマのネタバレとも言えますが、なかなか良かった。
年上の仕事ができる女性と若い有能社員、そしてイケメンの恋というよくあるパターンではあるけれど、読んでいて嫌味がないのは彼女が感じがいいからかな。
ある意味、メルヘンではあるけれど。
こんなに色々な面でいい男いないでしょという、そんな人にこんなに好かれたりするのか?という(笑)

 でも、メルヘンも大切だよね、読んでて楽しいと思うおばさんであった。


次は男子高校生のお話。
十代って色々と大変だよね、苦しいよね、でも青春だよね、という。

『キラキラしても、しなくても』小池定路



 全体的にはBLと言えるのでしょうが、題名のようにキラキラのBLではなくて、同性を好きになった十代の気持ちが描かれています。
人を好きになるってその人その人の固有の出来事であり、性癖であり、自分ではどうしようもないものだと思うので、その切なさがヒリヒリと感じられるようなお話。
でも、全体的に優しい世界なので、すごく酷いことも起きないし、それぞれがなんとか自分を表現できて、ハッピーエンドが多くて良かった。

 もう、異性でも同性でもいいじゃん、誰かを好きになるって素晴らしいじゃないですかと思う今日この頃。
思春期って本当に大変だけど、そのころの気持ちを思い出させてくれるお話がいいなと思うのは、このくらい離れたところにいるからかなとも思うのでした。


 そして、一番凄いなと思ったのが
『神田ごくら町職人ばなし』 坂上暁仁



 江戸時代の神田の職人のお話
桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官
それぞれの職人の仕事を描いているのですが、その描き方が緻密で素晴らしい。
1ページに描かれたものが一つ一つ浮世絵のようにも見えるし、仕事をしている様子が画から音が聞こえてくるように感じるような気がする。
そして、仕事にかける気概が素晴らしくて、それでいて淡々としているところ職人気質が感じられます。

 作者はすごく研究されて描かれていると思うのですが、ここに描かれた職人が女性が多いのは実際に女性も職人として働いていたのか、それとも作者の創作なのかはわかりません。
でも、ここに出てくる職人は女性であっても男性であっても、なんかどちらでもいいじゃないという気持ちになるような本でした。

 『キラキラしても、しなくても』とこのほんは全く関係ない本ですが、続けて読んだら男だから女だからって関係ないよねという気持ちにさらになったのでした。
それにしても、この本の書き込み方は素晴らしいので、ネットでも読めるようですが、これはぜひにも紙の本で読んだ方がいい作品だと思いました。
本屋さんをウロウロすると、こういうグッとくる本に出会えるのがいいんだな〜と思ったのでした。











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