今日午前、散髪へ行くことにしていたので、早速出掛けました。
床屋は十分くらい歩いたところのさびしい府道沿いにあります。
今朝の大阪は、結構寒く、上に羽織るものがあってもいいくらいでした。
でも私、歩くと暑くなって、厚着などすると汗ばむのでその辺も考慮して薄めの格好で出掛けました。
それにしても景色も夜に雨が降ったせいか寒々としている。
この寒さ、秋というより冬に近くないかと考え、そして、開放感を感じます。
えっ、開放感?
あっと気がつきました。
その開放感、そしてその寒さはマスクをしていなかったからなのでした…。
しまった!!と…。
もう半分くらいまでの道のりは過ぎていたものの、やはり踵を返してマスクを取りに戻る事にしました。
『しかし…』と、歩いているうち、色々、思考が動き出します。
『ショッピングモール内とか人がよく通るアーケードの商店街にある床屋ならまだしも、ここからもっと人気の少なくなるところにあるだから、要らないかも…。』
ご近所さんにも絶対会わないようなところだし。
と私のいつも鈍すぎる思考も、取りに帰る面倒くささを解消するためなら、フル回転します。
すごいですね、こうなったら『思考の暴走』に似ていますね。
取りに帰る面倒くささをどうやって、回避するか??
床屋もマスク無しで来られるのは嫌だろうし。
歩きながら、辿り付いた考えが、
『どうせ、散髪してもらっている時はマスクはしないのだから、
床屋のドアを開ける時に、いかにもマスクをすぐ寸前で取ったようなポケットに入れる手を動かし、いかにもマスクを取ったばかりと両頬をさするしぐさを見せ付けるように演技して入ればよいのではないか』と...。
そうしたら床屋夫婦も、『この男、店に入る前に取った』と思うのではないか。
私としたら、すごい妙案です。全く馬鹿馬鹿しいですが。
ただ、歩きながら考える自分がいます、
『こんなしょうもない小細工な考え方、ただ自分に嘘をついているだけ。
自分には嘘はつけない。
小芝居するときっと情けなくなる...。』
そんな思考が私をそのまま家に向かわせました。
というか、その帰る間『自分の番を待っている間もマスク取ったままかい!!』と自分にツッコミを入れましたが…。
それにしてもこんなくだらない感じの思いつきは、私がかなりの幼子(幼稚園以前)から変わっていないのでは??と思ったりしました。
具体的なことを思い出しはしませんが、こんなことをし(考え)続けている自分がいるような気がします(三つ子の魂いつまでも的な)。
素の私でしょうかね。
私が有名人の、タレント・芸人、特に俳優だったなら、この今回の私のブログ、かなりの問題有りですね。
きっとコメント欄には、
「そもそもマスクを忘れての外出自体、この御時世ありえないです!」
「そうやって誤魔化す生き方、ずっと自分にし続けたからあんな演技力なんですね。」
等など非難され、さらにはYAHOOニュースで取り上げられるんでしょう...。
というか、無名な私でも、あんな考え、問題は問題なんですけどね。
後で考えれば考えるほど、『くだらない思いつき』と『くだらない私』。
つくづく自分が嫌になりますが、そんな私の日常をここに記しておきます。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。