割引・セールでの価格でなく、もともと999円というシャツです。
999円という値段はハズレも多い経験から、あまり選択肢には入れないのですが、これは、色柄がいい、生地の厚さもいい、
そして何より、『ゆったり袖口』の文字とそれを解説した絵の紙タグ、このこだわりにすごく好感を持てました。
ただ、私のほうに問題が…。
私、太っています。体は円筒状態で、首も太く、下手したら、木の幹に服を着せているかのように見えます。(よく柔道の巴投げの練習で見られるような感じ)
買う時はシャツのパッと見の形のイメージから、だいぶイマジネーションを膨らませなければなりません。
特にもともと安いシャツは、サイズチップ通りでは済みません。
なので、その場でいろいろサイズを手定規で測ってみて、大丈夫なようなので購入しました。
そして帰って着てみたら、さすが『ゆったり袖口』、脇で引っ掛かることはありません。
そして全体ブカブカでもありますせん。
「いい買い物した!!」大喜びの私でした。
もちろん木の幹に服を着せた感は拭えませんが、前のボタンも留めれます(どんな基準や!?とつっこまないでくださいね...)。
チェックをしようと、姿見の鏡(これって『頭痛が痛い』と同じ表現でしょか?)の前に立つと、なんとなくなんとなくなんとなく、肩幅広いのです。ズレ落ちては決していないのに、広いのです。
『男だから、多少、肩幅広く見えても』思われるかもしれませんが、
なんか『肩幅を広く見せようとしていると思われるのが嫌』等と要らぬ心配が暴走しだす私。
もともと肩幅広い人ならいいですが、そうでない私が着ると『かっこよく見せようとしているふうにしかみえない...、そんなつもりないのに』など、自虐な不安のような思いがでてきます。
袖の長さは私にちょうどいいのです。
なので、買ったことへの後悔はないのに、なんかうじうじしています。我ながらみっともないです
しかし、この肩幅の広さは、肩幅意識過剰へと変わっていくのでした。
その翌日は、街行く人の服の肩幅ばっかり気になって、肩幅チェックをしていました。
『それ、肩幅でなく、腕の付け根の外周込みなんじゃないの?』という余計なお世話を思いつつ...。
案外、人様の服の肩の付け根の位置って気にならないものですね...。その内、どんどん判断基準がわからなくなってやめました。
実際、私の望む、シャツの肩幅のどれくらい?と、計ってみたら、そのシャツの肩幅左右18mmずつ短ければ納得のようでした。
数字にすると、何やら考えすぎの自分にあきれてしまいつつ、考えようによっては、これも広い意味での『オシャレへのこだわり』なのだと。
いや『真のオシャレさんの考えることだ』というレベルまで持ち上げて、自画自賛でこの話は終わらせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ネガティブ思考の人間がポジティブに考えるのって、すこし強引さが必要なことを改めて感じました。
PS.いやいや確認すれば実は自分の持っているシャツ、肩が垂れ気味の物は結構あったのでした…。