間もなく平成27年度も終わります
報告書もなんとか終わりそう…
28日、27年度最後の映画
…
この一年、上映環境の悪いなか 多くの方に来館いただきました
感謝です ありがとうございました
11作品をみなさんと鑑賞しました
「日本の青空」「はだしのゲン」「この空の花」「おかあさんの木」
戦争を描いた作品が続きました…そして最後も「日本のいちばん長い日」
日本の敗戦が決まった昭和20年8月15日 昭和天皇の玉音放送に至る24時間を描いた作品でした
戦争を終結させることがいかに難しいのか、そして戦争の犠牲になるのは一般市民であること
見事に描かれていました 天皇陛下の「ご聖断」により戦争が終わりましたが「はだしのゲン」で、
作者の中沢さんは
天皇陛下様、あなたのお力で戦争が終わりました…でも、そのようなお力があるのなら、
どうして戦争を止めることができなかったのですか…と
あの戦争から71年…戦争を知らない世代は昭和の歴史について学校で学ぶことがあまりなかったと
思います 筆者の記憶でも中学のときにほんの少しだけ…かな
現天皇は80歳を超えてもまだ、戦没者慰霊のためフィリピン、パラオ、北原尾にまで足を運びました(凄い)
日本の近代史、特に昭和に入り日中戦争~米英戦争(太平洋戦争)に至るこの国で起きたことを
知って考えることはとても大事なことだと思います
生まれてすっと戦争のない平和な世の中で生きてきて、これが当たり前なんだと間違った解釈でいると
とんでもないことになるかもしれない…
あの戦争を経て、戦後 もう二度とこんな酷い思いはごめんだ!とすべての国民が、
戦争の犠牲になった多くの方の平和への願いが「日本国憲法」に結実したのだと!
そして先人は国民主権を勝ち取ったのです!このことを忘れてはいけないと思います
主権者は私たちなんです、私たちが政治に関心を持ち権力者が暴走しないよう意見を申す!
このことを戦後70年で私たちは少しずつ忘れてきたのではないのでしょうか…
今、権力者は「改憲」を訴えてきています でも権力者からの「改憲」を怪しいと疑わなければ…
権力者は「憲法」で縛られているからこれを解いて、逆に私たちを縛りたい…そうでしょ?
主権者として政治に参加する努力をしよう…私たちのため、次世代の若者たちのため
映画を見ててそんなことをつぶやいていました