北岳遭難
ガイドは記者会見で 天候を読み違えました と言っていた。ガイドのプロらしく。わたしの判断はすこし間違っていた。どーしよーもなかったんですよ。サバサバと。覚悟を決めて。。しかし。わたしはそーではない。ガイドの未熟。と判断します。天候を読めて一人前のガイド。たしかにそのとーりです。天候の急変は山ではつきもの。これなんです。天候の急変があってからプロとしてのガイドなんです。おきゃくさんはガイドに命をあずけているんです。この場合。身体能力は60といえども40代の体力があったでしょう。女性なんですから。これをガイドは見誤りました。天候の急変があったとき。彼女たちの体力なら小屋まで引っ張っていける。こー判断したはずです。八甲田山の決断と同じ事をしました。判断が逆。なんですよ。この人たちの体力なら雨具だけの薄着でビバークしても朝までもつだろう。いや。もっともつ。と 判断すべきでした。たしかに雨具だけの薄着。でしたが。女性ですのでセーター。セーターをもってきていなくても着替えは持っていたはずです。これを着込んでいれば。。その後。ぎりぎりでビバークの決断。おきゃくさんがへたったのです。日本人ですから最後までダメだ。と 言わないんですね。まして。女性。日本の女性は奥ゆかしいんです。。ツェルトが飛ばされる強風のさなか。ビバークの決断をするなんて命をあずかるガイドとも思えません。余裕をもってガイドするのがガイドじゃないですか。しかし。これが。日本の登山の現実。気合でいく。これなんですね。学生時代から気合なんです。先輩から教えられるのは気合。合理的じゃありません。体力を鍛えるのには最適なんですが。。天候の急変があったなら。ただちにビバークの場所さがしをやるべきでした。一晩がんばれるかどーかわかりません。死ぬかもしれません。体力のあるうち。ビバークすべきでした。ツェルトも飛ばされなかった。ザックから荷物も出せた。体力が残っていれば生還できる確率もあがります。
いままで。冬山死亡は体力ぎりぎりまでがんばってテントを張り。それでテントの中で死んだ。例。が いくらでもあります。ぎりぎりまでがんばるのが日本の登山みたいですがこれはやめたほーがいいです。早めのビバーク。に 日本の登山は切り替えるべきです。
最近の天候は変です。台風でもないのに 洪水で家が水浸し。土砂くずれ。いままでの山の天候と違う。 いままでの山の経験がはずれる。 これがあたりまえになってきていると思います。天候の急変の場合。ミーティングで前もっておきゃくさんに天候急変の場合はビバークになるかもしれないこと。を 知らせておけば。自分でもビバークの判断をしやすいのではないでしょうか。観光旅行のガイドじゃありませんので。日程変更があることをおきゃくさんにも納得してもらうことです。命の問題なんです。国家の指導者と同じ。国民の安全。。これだけ考えてガイドしてください。わたしもガイドさんにたよっていますので。
あとがき。
最後まで。おきゃくさんが死ぬまで。めんどー見てくれなかった。これ。なんなんですかね。小屋まで快晴時10分の距離。プロなら救助にもどるべきでは。自分が死んだとしてもおきゃくさんを守るのがプロ。なんじゃないかなー。
リーダー。サブリーダー。登山仲間。と 関係が違います。問われている責務が違うと思いますが。。