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京都・五山送り火(大文字)

2012-08-16 23:12:07 | 京都風物詩
  
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 今日、8月16日は祇園祭りとともに京都を代表する風物詩のひとつである「京都・五山の送り火(大文字)」がおこなわれました。 今日の京都は久し振りの晴天に恵まれお天気の心配はありませんでしたが、点火の20時になってもまだ30度を超えているという暑い日でした。
 テレビなどのメディアでは「大文字焼き」などと紹介されていますが、京都人は「大文字焼き」とは言わず「大文字」です。
 この行事の起源はいまだ定かではなく、少なくとも宗教行事から一般庶民の年中行事として行われる様になったのは室町時代とか江戸時代とか諸説があります。 お盆にご先祖をお迎えし、そしてこの送り火で冥府へお送りするという意味をもってこの行事は始まったと言われています。
 東山の如意ケ嶽に灯される「大文字」が一番よく知られていますが他に北大路通りと西大路通りの交わったところにある大北山の「左大文字」、松ケ崎西山(万灯籠山)・東山(大黒天山)の「妙法」、西賀茂船山の「船形」、そして嵯峨曼茶羅山の「舟形」があります。 如意ケ嶽の「大文字」が20時ちょうどに点火され、10分から15分の間隔で順番に点火されます。 ですから、京都市内の地理に明るい方なら順番に廻って全部の点火を観ることができます。
 この時間帯はこの行事に協賛する意味で、大型施設のネオンサインや照明は消されます。
 京都人の習わしとして初盆を迎えるその年にお亡くなりになった親族の戒名を書いた紙をこの火床で燃やして送り火とともに無事に冥府に戻られることを祈ります。


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