Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Jazz : Involvement

2017年03月23日 | Jazz
1,Sextette,Quintet/Tom Stewart (ABC Paramount) 1LP 1,180円
レコ屋のエサ箱で見るまでまるで知らなかった一枚。若き日のスティーヴ・レイシーにハービー・マン先生が参加しているところに目が行って購入。
リーダーのトム・スチュワートが操るのはテナー・ホルンというチューバとフレンチ・ホルンの中間のような何ともムーディーな音の楽器。

ということで、そんなテナーホルンにソプラノ・サックス、フルート、ギターが絡むという何ともマイルドな一枚でした。

Side A
1,Rosetta
2,Gee Baby Ain't I Good To You
3,Let's Get Lost
4,Out Of Nowhere
5,My Heart Is A Hobo
Side B
1,Fidgety Feet
2,Spain
3,The Things I Love
4,Potatoes
5,Some of These Days

Tom Stewart (tenor horn)
Steve Lacy (ss)
Dave McKenna (p)
Whitey Mitchell (b)
Alan Levitt (ds)
Joe Puma (g)
Herbie Mann (fl, ts)
Billy Bradley (ds)








2,Involvement/John Klemmer (Cadet) 1LP 864円
後に所謂フュージョン方向に突っ走って人気者になるテナーマン、ジョン・クレマー。これは1967年に21才で録音した初リーダー作。ジャズを聴き始めの頃にジャケ裏面が日本語ライナーだった日本ビクター盤を聴いていたもの。オリジナルのCadet盤と遭遇しウン十年振りの再購入。
とても21才とは思えぬ渋ーい表情をしたジャケ写通り堂々とした鳴りのテナー、これが独特のイントネーションと独特の音像の録音で何とも個性的。これに軽めのリズムセクションと上手いのだか下手なのかわからない変なギターが絡んで、誰もが好む名盤とは云い難くも大いに個性的な一枚に仕上がっています。私はこの個性にやられて結構当時聴きこんだのですが、今聴いてもその印象は変わらず大いに楽しませてもらいました。

Side A
1. Stand In The Sun
2. My Blues
3. You Don't Know What Love Is
4. Later With Them Woes
Side B
1. Passion Food
2. How Deep Is The Ocean?
3. Will 'n' Jug

John Kllemmer (ts)
Jodie Christian (p)
Sam Thormas (g)
Melvin Jackson (b)
Wilber Campbell (ds) 

kllemer








3,The Dragon Suite/Marc Levin and his Free Unit (BYG) 1LP 864円
幾何学模様のジャケットにFree Unitの名、60年代フリージャズが好物の私としては見逃すわけにいかず手が出た一枚。
が 失敗。見事にこのジャケットに騙されてしまいました、既に持っているジャケットがまるで違う1968年にSavoyから出ていた同名のアルバムのBYG再発盤でした。
60年代後半ビル・ディクソンがプロデューサーとなって出していたSavoyのNew Jazzシリーズの一枚で中々に観念的なフリージャズ。

A1 Morning Colors
A2 The Dragon And The Rainbow: Forum With Modernmen
B1 The Rainbow
B2 Twilight Dance
B3 Meditation: The Sea, The Fire, The Earth

Bass – Cecil McBee
Cello – Calo Scott
Drums – Frank Clayton
Flute, Brass, Composed By – Marc Levin
Recorded by Stereo Sound Studios, N.Y.C., 1967


dragon






4,same/Gato Barvieri & Don Cherry (Innner City) 1LP 648円
ガトーのそのキャリアの初期はヨーロッパを彷徨っていて、本盤は1965年にパリでドン・チェリーと出会って残した録音。購入盤は米Innner Cityが76年に出した盤ですが、元は「Togetherness」として知られるアルバムでイタリアのDurium盤がオリジナルだと思います。
哀愁味溢れるフリージャズ。メロディアスなテーマとインプロヴィゼイションの妙、聴き応え十分なアルバムです。

A1 Togetherness One - First Movement
A2 Togetherness One - Second Movement
3 Togetherness One - Third Movement
B1 Togetherness Two - Fourth Movement
B2 Togetherness Two - Fifth Movement
Don Cherry (tp)
Gato Barvieri (ts)
Karl Berger (vibes)
Jenny Clarke (b)
Aldo Romano (ds)

recorded on Spring 1965 (Togetherness One) and Summer 1965 (Togetherness Two) in Paris.

don&Gato


Gato Barbieri & Don Cherry - Togetherness (1965)



Gato Barbieri & Don Cherry - Togetherness (1965)

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2 コメント

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Tom Stewart (Gravenites)
2017-03-25 10:19:59
あのフルートおじさんのハービー・マンも当時はこのようなシリアスなジャズのセッションによく顔を出していたわけですね。

ちょうどラウンジ・ジャズとオリジナル・コンポジションの間にいたわけですが、ここではスティーブ・レーシーと一緒なんて、後年の彼を知る者にとっては信じられません。

アート・ブレーキーのパーカッション・アルバムやマイルズ・ディビスも参加していたミシェル・デュグランのアルバムに入っていました。
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Re:Tom Stewar (Jahking@管理人)
2017-03-25 20:53:03
スティーヴ・レイシーは意外でした。ディスコグラフィーを見ると56年のの録音の半年後にはあのセシル・テイラーのグループで「Jazz Advance」を録音しているのですね。で 翌年にはPrestigeに初リーダー作「Soprano Sax」を吹き込んでいます。
http://nyds-discographies.com/lacy.htm

トム・スチュワート、初耳の人でしたが、「Legrand Jazz」に入っていましたか、確かあれにもマン先生も入っていましたね。
http://blog.goo.ne.jp/jahking/e/b02654845aec5adccadcb78188f33886
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