
1,At the Village Gate/Herbie Mann (Atlantic) 1LP 180円
思えば、私がジャズを聴き始めた頃はハービー・マンと云えば何はともあれ「メンフィス・アンダーグラウンド」、事実シングル盤まで発売されてラジオでも盛んにエアプレイされていたものでした。で、その頃のマン先生の紹介文では必ず"カミン・ホーム・ベイビー"の大ヒットを持って......とか書かれていて、たまたま中古で4曲入り(2曲入りだったか?)のEPコンパクト盤を見付け買って聴いたのですが、メンフィスに較べて如何にも古臭く聴こえ何だかなぁ、と思ったのが思い出されます。当時はスティーヴ・マーカスの「伯爵とロック」などロック感覚を取り入れたジャズが時代の最先端だった時期だったからでしょう。
その後、遡ってマン先生を追い掛けるにつれ、ラテン、アフロキューバン、ブラジル音楽を経過してのそのグルーヴの面白さにも気づく分けですが、この"カミン・ホーム・ベイビー"を聴くにつけあのコンパクト盤を聴いた時のことを思い出します。
と、またまたイントロが長くなりましたが、マン先生がまた一段階段を上って大ヒットさせたN.Y.のジャズクラブ、ヴィレッジ・ゲイトでのライヴ盤です。そのヒットの要因が前述の"カミン・ホーム・ベイビー"。シンプルながら絶妙なグルーヴ感を持ったリズムに親しみのあるメロディー、ノリノリで華麗なる先生のフルート、今聴いても惹かれますね。
入手盤は63年頃に日本ビクターからリリースされたペラジャケ盤。状態も良くレーベルデザインも美しく嬉しいお買い物でした。
Side A
1, Comin' Home Baby
2, Summertime
Side B
1, It Ain't Necessarily So
Flute: Herbie Mann
Vibraphone: Hagood Hardy
Bass Guitar: Ahmad Abdul-Malik
Bass, Ben Tucker
Drums, Percussion: Chief Bey
Drums, Percussion: Ray Mantilla

Comin' Home Baby (Live at the Village Gate)
It Ain't Necessarily So (Live at the Village Gate)
思えば、私がジャズを聴き始めた頃はハービー・マンと云えば何はともあれ「メンフィス・アンダーグラウンド」、事実シングル盤まで発売されてラジオでも盛んにエアプレイされていたものでした。で、その頃のマン先生の紹介文では必ず"カミン・ホーム・ベイビー"の大ヒットを持って......とか書かれていて、たまたま中古で4曲入り(2曲入りだったか?)のEPコンパクト盤を見付け買って聴いたのですが、メンフィスに較べて如何にも古臭く聴こえ何だかなぁ、と思ったのが思い出されます。当時はスティーヴ・マーカスの「伯爵とロック」などロック感覚を取り入れたジャズが時代の最先端だった時期だったからでしょう。
その後、遡ってマン先生を追い掛けるにつれ、ラテン、アフロキューバン、ブラジル音楽を経過してのそのグルーヴの面白さにも気づく分けですが、この"カミン・ホーム・ベイビー"を聴くにつけあのコンパクト盤を聴いた時のことを思い出します。
と、またまたイントロが長くなりましたが、マン先生がまた一段階段を上って大ヒットさせたN.Y.のジャズクラブ、ヴィレッジ・ゲイトでのライヴ盤です。そのヒットの要因が前述の"カミン・ホーム・ベイビー"。シンプルながら絶妙なグルーヴ感を持ったリズムに親しみのあるメロディー、ノリノリで華麗なる先生のフルート、今聴いても惹かれますね。
入手盤は63年頃に日本ビクターからリリースされたペラジャケ盤。状態も良くレーベルデザインも美しく嬉しいお買い物でした。
Side A
1, Comin' Home Baby
2, Summertime
Side B
1, It Ain't Necessarily So
Flute: Herbie Mann
Vibraphone: Hagood Hardy
Bass Guitar: Ahmad Abdul-Malik
Bass, Ben Tucker
Drums, Percussion: Chief Bey
Drums, Percussion: Ray Mantilla

Comin' Home Baby (Live at the Village Gate)
It Ain't Necessarily So (Live at the Village Gate)
しかし言い換えればどれも長さだけでなく、真剣なジャズとして聴いても決して聴き劣りしないものばかりです。Chick Coreaが出てくるのは、3枚あるVillage Gateシリーズのうちの"Return To ~"だったと思いますが、これら3枚もジャズとして一流の出来だと信じています。
しかし"Comin' Home Baby"の人気が忘れられないせいか、数多くの別バージョンでも彼自身吹き込んでいますが、ディスコ・バージョンが「参った」といいたくなる出来でした。
そうなのですね、この地味なリズムの持続こそがここでの演奏のキモで、この気持ちよさの持続にはまるとモウイケマセンになってしまうのですね。先生をはじめとしてソロもスリリングで飽きさせません。先達も言われていた通りこれは名演/名盤/代表作、ですね。
アルバム「Waterbed」で再演していたヴァージョン、嫌いじゃないです、先生のソロも絶品だし。
https://www.youtube.com/watch?v=kiF3F-4AL4o