Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Hot Nips Vol.2

2019年07月13日 | 和物
1,Hot Nips Vol.2/V.A. (Dolemite) 1LP 550円
1998年にドイツのDolemite Recordsなるレーベルからリリースされたグループ・サウンズ・コンピ。
勿論アンオフィシャル盤、どこから音源を持ってきたのか盤起こしもあってB-2スパイダースの"越天楽ゴーゴー"なんかスクラッチがバリバリ。が、基本音質は良好です。

A面はタックスマンによるジェス&ジェイムズのカバー"恋よ恋よ恋よ"、続くポニーズの"アガナの乙女"と典型的なGSナンバーが続いてパワーハウスのヤードバーズ・カバーにスパイダースのファースト・アルバムに入っていた"ラッキー・レイン"、GSの隠れた名曲ガリバーズ"赤毛のメリー"、ブルージーンズをバックに裕也さんが歌うジェスチャーズのカバー、最後はB級GSフェニックスのセカンドシングル。

B面はサベージの華麗なインストでスタート、スパーダース"越天楽ゴーゴー"とインストが続いてブルー・コメッツの"青い瞳"、加山さん&ランチャーズの2曲"アングリー・マン"と最後に入っている"Three Blue Stars(蒼い星くずのインスト)"はコロンビアで出したアルバム「Exciting Sounds of Yuzo Kamaya」からのインストナンバー。何故かここで大いに違和感のダニー飯田とパラキンのJ&Dカバー"サーフシティ"、シャープホークスのレイ・チャールズ・カバーに初期ブルージーンズのインスト"夜霧のなぎさ"。ということでB面は5曲がインストナンバー。

典型的なGSはA面の4曲のみでB面はインストが大半、パワーハウスからダニー飯田とパラダイスキング、加山雄三までの選曲は何を狙ったものなのでしょうか。海外編集のGSものだと往々にしてファズが効いたガレージ曲が多かったりしますがここではまったくそんなことはなく選曲の意図が見えません。因みに「Vol.1」は如何にも海外のマニアが喜びそうなGS曲が主体でした。
その「Vol.1」はこちらで取り上げています。

この2枚ともジャケットを飾るのはブルー・コメッツ、編者の好みだったのかな。

Side A
A1 Taxman- Nothing But Love
A2 Ponees- Agana No Otome
A3 Powerhouse- Mister, You're A Better Man Than I
A4 Spiders- Lucky Rain
A5 Gullivers- Akage No Merry
A6 Yuya Uchida & Blue Jeans- Run, Run, Run
A7 Phoenix- Goodbye Baby
Side B
B1 Savage- Space Express
B2 Spiders- Etenraku Go Go
B3 Blue Comets- Blue Eyes
B4 Yuzo Kayama & His Lancers- The Angry Man
B5 Dannie Iida & Paradise King- Surf City
B6 Sharp Hawks- Unchain My Heart
B7 Blue Jeans- Yogiri No Nagisa
B8 Yuzo Kayama & His Lancers- Three Blue Stars



Ho-Nips


ザ・タックスマン 恋よ 恋よ 恋よ 1968 / Nothing But Love




Powerhouse [JPN, Psychedelic/Blues 1969] You're Better Man Than I



赤毛のメリー/ザ・ガリバーズ



The Savage: 'Space Express'




寺内タケシとブルー・ジーンズTerry & Blue Jeans/夜霧のなぎさYogiri No Nagisa (1966年)

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2 コメント

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GS (woopy)
2019-07-13 11:19:43
これってドイツで発売されたんですか?初めて見ました。びっくりですね。昨日のBSNHKの映画『東京流れ者』のワンシーンでスパイダーズのフリフリが使われてましたね、鈴木清順監督スパイダーズ好きだったんですかね。
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Unknown (jahking)
2019-07-13 11:30:28
80年代なかばくらいからでしょうか、米英のみならず世界中の60年代ガレージ/サイケものの再評価が始まり、その流れで日本のGSも世界中のマニアの注目を浴びます。そんなことで海外編集のGSコンピレーションが出始めます、本盤はもそんな1枚ですね。
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