Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Dobie Gray - Phil Everly - Pages

2019年07月14日 | 60's,70's Rock
1,Hey Dixie/Dobie Gray (MCA) 1LP 100円
ドビー・グレイ、1973年のビッグヒット"Drift Away~明日なきさすらい"で知られる黒人ポップカントリーシンガー。その"Drift Away"はギタリスト、レジー・ヤングの名演が聴ける曲としても知られていますね。
と 私もその程度の認識でほぼ無縁だったシンガーですが、如何にも南部を思わせるジャケットに引かれ思わず手に取ったのがその"Drift Away"の翌年1974年のアルバム「Hey Dixie」。

調べてみるとレジー・ヤング、トロイ・シールズ、デヴィッド・ブリッグス等のバックの南部録音でプロデュースはメンター・ウィリアムス("Drift Away"の作者であのポール・ウィリアムスの実弟)と、まったく「Drift Away」と同じ布陣での制作。

いや、これが良くて。基本ポップカントリーと云うことになるのでしょうが、黒人特有の節回し歌唱もあってコクもたっぷり、これに素晴らしいアレンジの職人バックが付いて曲を盛り上げる、というまことに贅沢に出来た一枚、ファンは昔から密かに愛聴してきたのだろうなと。

A1 Hey Dixie
A2 How Can You Live All Alone
A3 So High (Rock Me Baby & Roll Me Away)
A4 Watch Out For Lucy
A5 Old Time Feeling
Side B
B1 Turning On You
B2 Roll On Sweet Mississippi
B3 Can You Feel It
B4 Performance
B5 The Music's Real (Mentor's Song)


dobie



DOBIE GRAY ... HEY DIXIE ...










2,Phil's Diner/Phil Everly (Pye) 1LP 100円
かつてこちらで取り上げた1973年のソロ第1作みんな大好きワンちゃんジャケの「Star Spangled Springer」に次ぐソロ2作目、経緯は知りませんが英国録音、1作目と並んで昔からファンの多い一枚ですね。

これが某DUの100円箱で遭遇、その2週間後くらいに別のDUのバーゲン箱でまたまた100円で遭遇、堪らず救済した次第。これもう100円で定着なのですね(悲)

1曲目"Sweet Music"からもう素晴らしいメロディ、もう黄金のポップアルバム、ちょっとハードなパワーポップナンバーから当時流行った軽めのレゲエリズムを使った曲とメリハリも効いている構成。アレンジも手掛けるケニー・クレイトンのピアノが効きまくり、ビートルズ(なかでもポール)はエヴァリーズの大ファンだったという話を思い出しました。

Side A
A1 Sweet Music
A2 Goodbye-Line
A3 Feather Bed
A4 Summershine
A5 Too Blue
A6 Nothing's Too Good For My Baby
Side B
B1 Invisible Man
B2 Old Kentucky River
B3 We're Running Out
B4 It's True
B5 New Old Song

phil


phil



Phil Everly's Goodbye Line / Track from album Phil's Diner




Feather Bed Phil Everly




Phil Everly - Invisible Man



There's Nothing too Good for my Baby by Phil Everly









3,Future Street/Pages (Epic) 1LP 324円
AORのバンドと云っていいのかな、ペイジスの1979年セカンドアルバム。ToToの流れを汲むと云ったらよいか、こんな計算し尽くされたサウンドが苦手でした、当時は。が、こんなサウンドが今聴けば懐かしさも手伝ってか意外の気持ちよさ。たまに聴きたくなります。


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Pages - Future Street (Full Album)


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6 コメント

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Phil Everly (woopy)
2019-07-16 12:40:47
goodbye lineすごくいいですね。これが百円ですか
このタイトルではCD化されなかつたみたいですね
goodbye lineも長さが違いました。こんなdinnerで食事してみたかった。ジャケツトもいいですね。
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Re;Phil's Dinner (Jahking@管理人)
2019-07-16 20:46:50
CD化については何も知りませんが、英国ではすぐに「There's Nothing Too Good For My Baby」のタイトルでジャケデザインも変えて出し直されているのですね。何か変えなくてはいけない事情でもあったのでしょうか。
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英国録音 (t-izu)
2019-07-17 06:29:31
確かホリーズがバッキングしたエヴァリーズの英国録音がありましたね。Two Yanks何とかってアルバム、あれ結構好きで愛聴しました。
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Re:英国録音 (Jahking@管理人)
2019-07-17 08:37:38
WBからの「Two Yanks in England」ですね、タイトル通りのジャケットはよーく知っています。が あれってホリーズがバックだったんですか! 恥ずかしながら知りませんでした。してみるとエヴァリーズ兄弟は英国がことのほか気に入っていたのかな。
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英国録音 (t-izu)
2019-07-17 16:54:42
「Two Yanks in England」に関してですが、収録曲の過半数がホリーズのメンバーによるものからして、これは英国側からのリクエスト、企画によるものだったように思います。それだけ当時のイギリスではエヴァリーズやバディ・ホリーの人気がまだ高かったんだと思います。勿論、エヴァリーズの二人にとっても気分が悪かろうはずがなく、それがPYE原盤による2,3作目英国録音への伏線となったんじゃないでしょうか?
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Re:英国録音 (Jahking@管理人)
2019-07-17 20:02:44
なるほど、なるほど、乗せられて乗せられて気分よく英国にまた行っちゃった(呼ばれちゃった?)わけですね。納得する話です。
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