1,Outside Inside/Blue Cheer (Philips) 1CD 1,800円
あれは69年頃でしょう、ミュージック・ライフに載っていた写真とそのキャプションがブルー・チアーとの出会い。肩まで伸びた長髪に如何にもの容貌、紹介文がまた凄くてレコーディングに際して使用するアンプ類がスタジオに入りきらずに屋外で録音した(実はガセです)と、年端もいかないガキには相当な刺激だったようで、その記事を見た前後に聴いた"Summertime Blues"の印象と相俟って、その後にその記事を見たわけでもないのに今でもクッキリと記憶に残っております。
で 次に記憶に残るブルー・チアーはこの彼等のセカンド・アルバム「Outside Inside」との出会い。70年代の初め頃でしょう、当時足繁く通っていた銀座数寄屋橋のハンター、ここでこの米盤の中古と出合ったのです、この盤、今回の紙ジャケ復刻盤の通りジャケットにはアーティスト表記、タイトル表記が何も無いのですが、その盤にはタイトル等が書かれたシールが貼ってありました(本来はシュリンクに貼ってあったものでしょう)。ただ、お値段が当時のハンターでのほぼ最高値1,400円(いい時代でしょ!)、とても手が出ず購入断念。これを余程悔やんでいたのでしょう、これまた今もクッキリ残る記憶。
で 実際に本盤を手にするのはそれから約10年後の81年頃。記憶が正しければ明大前のモダーン・ミュージック、5,000円近く出したはず。
と、まぁそんな悲喜こもごも盤です。紙ジャケで出たのでついまた買っちゃいました。CDでは3枚目。
内容はもう今更云うまでもないでしょう。ディキー・ピーターソンとポール・ワーレイが余りのハード・ドラッガーで、それに異をとなえたギターのレイ・スティーヴンスはクビになったというエピソードが今にして思えばうなづくドロドロのヘヴィー・サイケの祖、ブルー・チアーの最高作(勿論ファーストも)。そのかつてのハード・ドラッガー、ディッキーとポールは今もブルー・チアーを率いて現役バリバリ、もう平伏すしかないですね。
本盤からのシングルカット
このアルバムでも白眉の曲"Babylon"の2006年ライヴ・ヴァージョン
Blue Cheer live_Babylon_Atlanta Ga. 11/14/06
そして1968年のアンセム、"Summer Time Blues"!!
あれは69年頃でしょう、ミュージック・ライフに載っていた写真とそのキャプションがブルー・チアーとの出会い。肩まで伸びた長髪に如何にもの容貌、紹介文がまた凄くてレコーディングに際して使用するアンプ類がスタジオに入りきらずに屋外で録音した(実はガセです)と、年端もいかないガキには相当な刺激だったようで、その記事を見た前後に聴いた"Summertime Blues"の印象と相俟って、その後にその記事を見たわけでもないのに今でもクッキリと記憶に残っております。
で 次に記憶に残るブルー・チアーはこの彼等のセカンド・アルバム「Outside Inside」との出会い。70年代の初め頃でしょう、当時足繁く通っていた銀座数寄屋橋のハンター、ここでこの米盤の中古と出合ったのです、この盤、今回の紙ジャケ復刻盤の通りジャケットにはアーティスト表記、タイトル表記が何も無いのですが、その盤にはタイトル等が書かれたシールが貼ってありました(本来はシュリンクに貼ってあったものでしょう)。ただ、お値段が当時のハンターでのほぼ最高値1,400円(いい時代でしょ!)、とても手が出ず購入断念。これを余程悔やんでいたのでしょう、これまた今もクッキリ残る記憶。
で 実際に本盤を手にするのはそれから約10年後の81年頃。記憶が正しければ明大前のモダーン・ミュージック、5,000円近く出したはず。
と、まぁそんな悲喜こもごも盤です。紙ジャケで出たのでついまた買っちゃいました。CDでは3枚目。
内容はもう今更云うまでもないでしょう。ディキー・ピーターソンとポール・ワーレイが余りのハード・ドラッガーで、それに異をとなえたギターのレイ・スティーヴンスはクビになったというエピソードが今にして思えばうなづくドロドロのヘヴィー・サイケの祖、ブルー・チアーの最高作(勿論ファーストも)。そのかつてのハード・ドラッガー、ディッキーとポールは今もブルー・チアーを率いて現役バリバリ、もう平伏すしかないですね。
本盤からのシングルカット
このアルバムでも白眉の曲"Babylon"の2006年ライヴ・ヴァージョン
Blue Cheer live_Babylon_Atlanta Ga. 11/14/06
そして1968年のアンセム、"Summer Time Blues"!!
今も昔もいやまさに。
99年の来日公演を見逃したのは今も後悔しています。
レイ・ステーヴンスのあの縦割りギターがあってこそのブルー・チアーなんですが、80年代以降のメタル・チアーも勿論侮れません、昨年出た新譜はまだ入手していませんが評判はいいみたいですね。
ライナー・ノートに野外で録音したはいいが、その大音響で池に波が立ったとか。"Blue Cheer Makes Your Pants ~ "と思わせぶりなキャッチフレーズが雑誌に載っていたとか、話題づくりが先行するようなバンドでしたが、今聴いてもテクニックはあると思います。クリームとジミヘンにガレージ・サイケをミックスした青臭いサウンドですが、かなり好きです。
1968年の夏のミュージック・ライフのその写真記事のキャプションがすごい。「ブルーチアーのサマータイム・ブルーズを聞いてもっと熱くなりましょう!」だって。といかにもあそこの女性編集者が書いたような文句。私もその長髪には印象つけられました。ヘビー・ロックで長髪というとクリーム時代のエリック・クラプトンくらいでしたからね。
2005年の彼らのクラブ・ツアーにも行きました。音はあまり大きくなくしかも派手でないが、その濃いヘビーさはそのテクニックだけでないです。レイ・スティーブンズの後任のギタリスト、20年間彼らとやっているようですが、その地味なプレー、かなりテクニシャンとみました。