
1,In-A-Gadda-Da-Vida/Iron Butterfly (Atco) 1LP 550円
1968年に発売され81週間チャートのトップ10に留まり140週間トップ100に居座り続けたというモンスター・アルバム。例えばヴァニラ・ファッジのファーストとかクリーム、ジミの諸作のように鼻たれ小僧時代にこれを聴いていなかったら私の音楽人生も変わっていた、とまでは云えない盤ですが、このアルバム(というかか、タイトル曲)がより深くロックに埋没していくキッカケになったものであることは確かです。
まぁ、そんな盤なので安いとつい救済してしまうのです。正に時代の産物でこの17分に及ぶタイトル曲が当時を知らない人が聴いて今も有効かというと疑問は残りますが、このフィルモア・ウエストで撮られたと思しきジャケットを見て何かを感じた人には結構響くのではないでしょうか。
Side A
1 Most Anything You Want
2 Flowers And Beads
3 My Mirage
4 Termination
5 Are You Happy
Side B
1 In-A-Gadda-Da-Vida
IRON BUTTERFLY - IN A GADDA DA VIDA - 1968 (ORIGINAL FULL VERSION) CD SOUND & 3D VIDEO
2,Near THe Beginning/Vanilla Fudge (Atco) 1LP 300円
前述の通り彼らの1967年リリースのファースト・アルバムは私にとっては「神的」なアルバム。そんなことで以降の「The Beat Goes On」「Renaissance」「Near the Beginning」そして1969年のラスト・アルバム「Rock & Roll」までのアルバムは当時日本グラモフォンから出ていた日本盤を夢中になって聴いていたものでした。が、どれも一長一短、ファーストほどには引き込まれず、CD時代になって買い直して聴いてもその印象は変わりません。
Side A
A1 Shotgun
A2 Some Velvet Morning
A3 Where Is Happiness
Side B
B1 Break Song
ということで、またまた救済してしまった通算4枚目1968年のアルバム「Near THe Beginning」。お得意の独自アレンジのカバー曲でシングルでも出された"Shotgun" "Some Velvet Morning"は入っているし、B面には初めてのライヴ録音が入って、なかなかにそそられるアルバム。
ただ、いざ聴くと、一番気になるB面を占める23分に及ぶ"Break Song"が綿密に構成された曲ではなく途中メンバー名のコールが入ってそれぞれのソロパートがつづくというショウケース的な曲。演奏自体は面白く聴けるのですが、散漫なイメージは拭えず、A面のきっちりアレンジされた曲とのバランスからいっそのことすべてライヴ録音でアルバムを構成して欲しかったかなという印象のアルバム。とかなんとか今更ながら。

Vanilla Fudge - Shotgun (1969)
Vanilla Fudge - Some velvet morning 1969
Vanilla Fudge - Break Song
Vanilla Fudge - Shotgun & Interview (Mike Douglas Show, 1969)
1968年に発売され81週間チャートのトップ10に留まり140週間トップ100に居座り続けたというモンスター・アルバム。例えばヴァニラ・ファッジのファーストとかクリーム、ジミの諸作のように鼻たれ小僧時代にこれを聴いていなかったら私の音楽人生も変わっていた、とまでは云えない盤ですが、このアルバム(というかか、タイトル曲)がより深くロックに埋没していくキッカケになったものであることは確かです。
まぁ、そんな盤なので安いとつい救済してしまうのです。正に時代の産物でこの17分に及ぶタイトル曲が当時を知らない人が聴いて今も有効かというと疑問は残りますが、このフィルモア・ウエストで撮られたと思しきジャケットを見て何かを感じた人には結構響くのではないでしょうか。
Side A
1 Most Anything You Want
2 Flowers And Beads
3 My Mirage
4 Termination
5 Are You Happy
Side B
1 In-A-Gadda-Da-Vida
IRON BUTTERFLY - IN A GADDA DA VIDA - 1968 (ORIGINAL FULL VERSION) CD SOUND & 3D VIDEO
2,Near THe Beginning/Vanilla Fudge (Atco) 1LP 300円
前述の通り彼らの1967年リリースのファースト・アルバムは私にとっては「神的」なアルバム。そんなことで以降の「The Beat Goes On」「Renaissance」「Near the Beginning」そして1969年のラスト・アルバム「Rock & Roll」までのアルバムは当時日本グラモフォンから出ていた日本盤を夢中になって聴いていたものでした。が、どれも一長一短、ファーストほどには引き込まれず、CD時代になって買い直して聴いてもその印象は変わりません。
Side A
A1 Shotgun
A2 Some Velvet Morning
A3 Where Is Happiness
Side B
B1 Break Song
ということで、またまた救済してしまった通算4枚目1968年のアルバム「Near THe Beginning」。お得意の独自アレンジのカバー曲でシングルでも出された"Shotgun" "Some Velvet Morning"は入っているし、B面には初めてのライヴ録音が入って、なかなかにそそられるアルバム。
ただ、いざ聴くと、一番気になるB面を占める23分に及ぶ"Break Song"が綿密に構成された曲ではなく途中メンバー名のコールが入ってそれぞれのソロパートがつづくというショウケース的な曲。演奏自体は面白く聴けるのですが、散漫なイメージは拭えず、A面のきっちりアレンジされた曲とのバランスからいっそのことすべてライヴ録音でアルバムを構成して欲しかったかなという印象のアルバム。とかなんとか今更ながら。

Vanilla Fudge - Shotgun (1969)
Vanilla Fudge - Some velvet morning 1969
Vanilla Fudge - Break Song
Vanilla Fudge - Shotgun & Interview (Mike Douglas Show, 1969)
以前はファッジのどこがブルーアイドソウル?と思っていましたが、気にして聴いてみると装飾は多いもののソウル/R&Bの影響は多々。
アイアン・バタフライ(というかガダダヴィダ)は斬新で幻想的なサウンドながらキャッチーで分りやすいというところがキモだったのでしょうね。まさにあの時代だからウケたという典型のような気がします。
今回の"Near The Beginning"はバニラ・ファッジの別の面での実力(演奏力)のライブでの高さと、スタジオ録音の自作をメインにした2点をぎっしり一枚に詰めた作品ですが、ラスカルズも負けじと同時期の"Freedom Suite"でその各人のインストルメンタルの実力を発揮しています。
自分としては両方のリスナーですが、あらゆる点で、両バンドは甲乙つけ難いです。
彼等に比べると同編成で、やはりキーボード兼リード・ボーカルがいるIron Butterflyはややすき間が緩やかなゆったりサイケデリック・バンドですが、そのマイペースに入り込むとそれなりの魅力をもっています。でなければ今回のアルバムが長期ベスト・セラーになりません。
云われてみれば同じ要素が多々、が、全然違うサウンド、真にクリエイティヴでオリジナルなアルバムだったのですね、この2枚は。私もこの2枚は死ぬほど聴きました。
ファッジはファーストを除けば"魔女の季節"でしょうから「ルネッサッス」、ですかね。
いかにも時代ですね。
そうしてバニラはやはりファーストとルネッサンス
この2枚は手放せませんね。