Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Savoy Record's Doo-Wop & Blues

2010年07月12日 | Blues,R&B,Gospel
40年代~60年代初めにかけてジャズ、ブルース、R&B、ゴスペル等黒人音楽を専門にリリースして隆盛を誇ったSavoy Records。一旦は幕を閉じたのですが、70年代の後半になってArista(クライヴ・デイヴィス)がその権利を買ってレーベル復活。その豊富な音源を使って様々な音盤をリリースされました。

中でもR&B/ブルース・ファンから注目されたのが「Roots of Rock'n Roll」と題され2枚組LPでリリースされたシリーズ。そのタイトル通りR&Rのルーツであるブルース/R&Bを掘り下げたものでジャンプ/ジャイヴからホンカーもの、ニューオリンズR&Bまで多岐に渡った凝った選曲のものでした。
日本では82年に中村とうようさんが「Roots of Rhythm & Blues」の名の下に編集をし直し、1枚ものLP10枚のシリーズで日本フォノグラムからリリースされていました。そのうちのブラック・バラードものをまとめた「Mr.B and Other Voices」とジャイヴものをまとめた「Cool Jivers & Hot Noisemakers」をかつてこちらで取り上げております。

因みに今ではこのSavoy Recordsの権利は日本コロンビアが持っていて、新生Savoy Recordsとして新録の活動も行っているようです。

1,Doing The Doo-Wop:Roots of Rhythm & Blues Vol.10/V.A. (Savoy) 1LP 298円
ということで、これはそのとうようさんが編集し直した日本仕様盤のDoo-Wop編。
A面は米盤ではフル・アルバムで出ていたバード・グループの元祖レイヴンスの47~50年の録音を8曲、B面はコースターズの母体となったロビンズ、フォー・バディーズ、等々8組8曲の49年から56年までの録音を集めたもの。よってDoo-Wopといってもオールドスタイルのバード・グループ的なものが殆んど。さすがにSPコレクターでもあるとうようさん、手持ちのSPから米盤には未収録のマーシャル・ブラザース(レイヴンズにいたメイズ・マーシャルのグループ)を入れていたりして編者の意地(?)を見せています。



2,Ladies Sing The Blues:Roots of Rock'n Roll Vol.5/V.A. (Savoy) 2LP 100円
で こちらはその日本フォノグラムのシリーズの元になった米盤のシリーズの第5集。
ジャズ/R&Bバンドをバックにした女性ブルース/R&Bシンガーを集めたもの。
収められたのはミス・ラプソディ(7曲)、アルビニア・ジョーンズ(4曲)、リンダ・ホプキンス(4曲)、リトル・エスター(エスター・フィリップス)(7曲)、ビッグ・メイベル(8曲)の5人。

Savoy Ladies

Little Esther - If its News To You.


Big Maybelle _ Gabbin' Blues



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