Cuby & The Blizzards

はい、今回はオランダ産から始めます。

1,King of The World/Cuby & The Blizzards(Philips)
65年から70年代後半まで活動していたキュービーことハリー・マスキー率いるオランダのブリザーズ。これは70年に出た米盤。ヨーロッパ盤だったら相当高いでしょうが米盤は普通の中古価格で売ってました。ビートバンドでスタートした彼等ですが、これは70年ということでモロのブルース・ロックになっています。タイトル曲はですし、ライトニン、エディ・ボイド、エルモア・ジィムズ(The Sky is Crying!!)のカバーをやっています。キュービーのボーカルは迫力満点、グイグイバンドを引っ張ります。
少し前に入手した2枚組CD"Singles A's&B's"を聴いて以来気になっていたバンドなんで嬉しい入手でした。
バンドの詳細はこちらで。

2,Vista/Flue(Divine)
完璧にユーロ・プレグレのジャケで安かったのでシンフォニック系の音を想像し”たまにはこんなのも”と思い購入。違った。インダストリアル系とでもいうのでしょうか、これは流石の私も守備外でした。

3,Sonic Text/Joe Farrell(Contemporary)
フレディ・ハバード入りの79年録音。5枚／1,000円盤。ジョー・ファレルと聞くと今だにリターン・トゥ・フォーエヴァーを想起する私ですが、これは予想通り、悪くはないけど、良くもない、印象に残らないという中庸盤でした。こういうの聴くとジャズの形骸化って言葉が頭をよぎります。

4,Crystal Silence/Gary Burton & Chick Corea(ECM)
何を今更盤なんですけど当時買った盤は大きなキズがあって、いつか買わなきゃと思いつつ20数年が経ってしまいました、とうことで300円で購入。失敗。ECMはCDですね、やはり。

5,On Savoy Vol.1/Charlie Parker(CBS-SONY)
丁度私がジャズに一番溺れていた頃に出たバードのサボイ録音集大成シリーズ。ジャケのダサさも手伝って今や投売りされてます。これも100円。
所謂スィングから初期モダン時代のジャズ・ジャイアントといわれる人々の作品って”お勉強”で聴くことはあっても正直なかな馴染めないのですが、積極的にパーカーは聴けるんですね、私（だけじゃないかな？）。