Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Soulful Singers

2007年03月25日 | Soul, Funk
1,Live at The Summit Club/Johnnie Taylor (Stax) 1CD 1,280円
アナログ時代から「Watstax2」で数曲の編集ヴァージョンが出ていたジョニー・テイラーの72年L.A.のサミット・クラブでのライヴ音源。今年に入ってついにまとまった形でCD化されたので早速購入。
72年といえばまさにジョニーさんの全盛期、ルーファス・トーマスのイントロダクションから始まる選曲も完璧、いや、もう、何と云っていいのか。"Hello Sundown"のイントロからジョニーさんの歌いだしに思わず鳥肌が立ちそうになりましたよ。このジャケ写を見ろ!と。

1. Introduction (featuring Rufus Thomas)
2. Take Care Of Your Homework
3. Little Bluebird
4. Steal Away (Ver.1)
5. I Don't Wanna Lose You
6. Who's Making Love
7. Hello Sundown
8. Steal Away (Ver.2)
9. Stop Doggin' Me
10. Jody's Got Your Girl And Gone


2,The Dells VS. The Dramatics (MCA) 1CD 662円
74年にCadetから出たオリジナルのアナログ盤は両グループのメンバーがバスケットボールをやっている素晴らしいイラストの見開きジャケットだったのですが、何だこのCDの手抜きジャケは! 中身がいいのとこのお値段(新品ですよ!)だからまぁ許すけど。
全10曲、共演は2曲、デルズとドラマティックスの単独曲が各4曲。プロデュースはデトロイトのドン・デイヴィス(このCDにはこの表記さえない!)。
いずれの曲もこってりとしたスロー~ミディアム、この時代のデルズとドラマスが悪いわけがなく芳醇なバックサウンドとあのデトロイト・ビートに乗って歌いまくっております。これぞ70'sソウル・コーラス・グループ!!

Dells-Dramatics


3,Step it Up and Go/Albert Washington (Iris) 1CD 400円
アルバート・ワシントン、あの73年のWestbound盤で有名なブルーズンソウルシンガー。あのハイトーン・ボーカルと軽妙なギターで歌われるサザンソウルとブルースは格別でP-Vineから再発されたときは結構聴きました。
で これは92年盤。ハープを入れたダウンホーム・ブルースからサザン・バラード、ファンキー曲まで色々と。ですが全体的にはこの頃から流行りのブルース寄りのつくりです。何故かギターは弾いていないようで残念。

Albert


4,A Gift of Beach Music/General Johnson & The Charmen (Surfside) 1LP 800円
70年代初めにHot Wax-Invictusでノーザン・ソウルの素晴らしい音盤を連発していたチェアマン・オブ・ザ・ボードが80年代に入ってジェネラル・ジョンソン&チェアメンと改名してノース・キャロライナを拠点に活動を再開。本盤はそんな83年盤。
私、このチェアメンになってからは初めて聴きましたが、聴けば一発で判るキレのいいジェネラル・ジョンソンの歌声も快調。軽快なテンポで80年代のノーザン・ソウルといっていいような音作り、聴き応え充分。まさにアルバム・タイトル通りの「ビーチ・ミュージック」。

「ビーチ・ミュージック」とはなにやらソウル・ミュージックと対極にあるような名称ですが、南北のキャロライナ州には独特な音楽文化があるようで、ノーザン系の軽快な50年代から60年代のR&B曲を総称してこう呼ぶようです。フィリーとかデトロイトとか地域の音楽ジャンルではないところがユニークなところです。
ビーチ・ミュージックというと古くは"渚の誓い~So Much in Love"のTaymesがよく引き合いに出されますね。

Beach Music

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