Jahkingのエサ箱猟盤日記

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Mason Proffit - Talbot Brothers

2017年10月11日 | 60's,70's Rock
70年代のカントリー・ロック系のバンドは数あれどベスト・スリーに入るほど好きなのが、このタルボット兄弟の率いるMason Proffitt。かつて日本では一枚もリリースされたことが無いこともあって一般的にはほぼ無名のバンドですが、69年Happy Tigerからの"Wanted!"から74年WBからの"Bareback Rider"までの5枚のアルバムはいずれも極めて良質なカントリーロック・アルバムとして忘れられないものです。

そんなメイソン・プロフィットとタルボット兄弟のアルバムが超安価で打ち捨てられているのに相次いで遭遇。救済しまくりましたのでまとめて取り上げます。


1,Rockfish Crossing/Mason Proffit (WB) 1LP 216円
1972年の4枚目にして最高作。A面がハリウッドのスタジオSound Recordersでの録音、B面はハンティントン・ビーチのクラブ"The Golden Bear"でのライヴ録音。スティール・ギターにバンジョーが大活躍、泥臭い中にも洗練された感覚のハーモニーが程よくブレンドされたカントリーロック極地の世界。曲もキャッチーかつメロディアス、"Summer Side Of Love" "Hobo" "A Thousand And Two"と名曲目白押し。One Wayと Wounded BirdでCD化されています。

Side A
A1 Jesse
A2 You Win Again
A3 Better Find Jesus
A4 Summer Side Of Love
A5 Breakin' Down
A6 Were You There?
Side B
B1 Hobo
B2 A Thousand And Two
B3 Medley: Cripple Creek / Quit Kickin' My Dog Around
B4 Wetback 3:20
B5 Medley: George's Jam / Call Me The Breeze

Mason Proffit


"Summer side of love" by Mason Proffit..



Mason Proffit - LIVE - Rockfish Crossing








2,Bare Back Rider/Mason Proffit (WB) 1LP 100円
1973年にWBから出た通算5作目にして最終作。上掲作ほどのキャッチーな曲がないのが残念ですが、サウンドはより練り込まれてカントリーロックの枠は飛び出しつつある佳作。これもOne Wayと Wounded BirdでCD化されています。
因みにこのすぐ後にWBから「Come & Gone」と題された2枚組のアルバムが発売されますが、これはHappy Tigerからの1st「Wanted」、2nd「Movin' Toward Happiness」を再発したものです。これまたOne Wayと Wounded BirdでCD化されています。

Side A
A1 Lilly
A2 Cottonwood
A3 Setting The Woods On Fire
A4 Dance Hall Girl
A5 To Be A Friend
Side B
B1 Stoney River
B2 Black September/Belfast
B3 I Saw The Light
B4 Five Generations
B5 Sail Away



mason Proffit


Mason Proffit - Cottonwood








3,Reborn/The Talbot Brothers (Sparrow) 1LP 100円
メイソン・プロフィット解散後、兄弟作、ソロ作をリリースしていくのがこれを出しているSparrowレーベル。76年に出た兄弟作ですが、実はMP解散直後73年にWBから出したものの再発盤。MPの延長線にある内容ですがより洗練された印象。二人のハーモニーが光ります。

Talbot Brothers


The Talbot Bros -The Talbot Bros (1974) (Full Album)









4,The Painter/John Michael Talbot and Terry Talbot (Sparrow) 1LP 100円
タルボット兄弟はMPを解散後、自身のレーベルと思われるSparrowに移ったころからコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(CCM)の世界に入っていきます。それぞれがソロ作を出していきますが、これは久し振りの兄弟での1980年作、自身のアコースティック・ギターにロンドン・チェンバー・オーケストラをバックにした完璧なその世界の音楽。以後もこの世界で活躍中。


Talbot Brothers

John Michael Talbot and Terry Talbot Create In Me A Clean Heart Paint My Life



John Michael Talbot And Terry Talbot – Advent Suite

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