Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

John Beland 1973

2019年04月29日 | 60's,70's Rock
1,same/John Edmond Beland (Scepter) 1LP 550円
古くからSSW系やウエストコースト・ロック系をお聴きになっておられる方にはお馴染みのバンド、スワンプ・ウォーター。ギブ・ギルボー、サド・マクスウェル、そしてジョン・ビーランドが在籍したバンドでした。

本盤はそのスワンプ・ウォーターで2枚のアルバムを作った後にジョン・ビーランドが1973年にリリースしたソロ・アルバム。ストリング・ベンダーの名手として名を馳せたこの人ですから、ソロ・アルバムではさぞ弾き捲っているのだろうな、と、期待して遭遇を待ち焦がれていたアルバムでした。

が、いざ聴くと.....ストリング・ベンダーはおろかエレキギターの音さえも聴こえてこない.....、いきなりストリングス(アレンジはあのポール・パーリッシュ!)に乗って優しい優しい歌声が聴こえてくるポップ・カントリー・アルバム、でした。

サド・マクスウエルやスヌーキー・ピートのスティールギター、ビーランドのアコギにバンジョー、歌声のみならず演奏も優しく優しく、トロピカルな曲もあったりよーく聴くとスワンプウォーターを彷彿とさせる曲もあったりで、何度か聴くうちに、まぁ、これはこれで良く出来たポップアルバムという感はしてきました。

この後のビーランドさんは、一足先に加入していたギブ・ギルボーさんに続いてフライング・ブリトーズに加入し長く在籍します。そこでは勿論ストリング・ベンダーを引き倒しています。

Side A
A1 Banjo Man
A2 Back On The Road Again
A3 The Music Shop
A4 Jamaica Bound
A5 Turning Out Right
Side B
B1 Old Folks At Home
B2 Going Home
B3 Love Don't Let Me Down Again
B4 Prairie Breezes And Ballerinas (for Sarah)
B5 A Song For Hank Williams
B6 Good-Bye


Beland


John Beland - John Edward Beland (1973) (Full)







コメント (3)    この記事についてブログを書く
« Oldies but Goodies 45's | トップ | 今日から令和........ »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2019-04-30 15:46:25
そうなんです!私も初めて聞いたときに「えー!!!」と思いました。何かの間違いではと思いました。でも、おっしゃる通りで、ポップなSSWアルバムとしてなかなかいいいと思います。バンドの方向性と、自分が個人としてその時表現したい世界が違うことは、違っていて当たり前ですものね。アイドル然としたジャケには、こんなナイーブそうな歌が似つかわしいです。詳しくないですが「フライング」のない80年代の「バリット・ブラザーズ」時代には、かなりポップなアルバムを作っていたんじゃないでしょうか(おそらく、ここで聞かれるポップとは全く違うとは思いますが)。
返信する
Unknown (へなちょこ)
2019-04-30 15:47:13
失礼しました。へなちょこでした。
返信する
Re:John Beland (Jahking@管理人)
2019-04-30 21:00:52
最初は大いに落胆しましたけど、聴けば聴くほどこれはこれで気に入ってきています。一番気に入っているのがB-4の"Prairie Breezes And Ballerinas (for Sarah)"。このジャケット、確かに中身を上手く表していますね。
ひさしぶりに引っ張り出して聴いてみたSwampwaterのリユニオンアルバムでは結構ストリングベンダーを弾いていますね。
返信する

コメントを投稿