1,ビート!ビート!ビート! 第1集/寺内タケシとブルー・ジーンズ (キング) 1LP 514円
1964年12月に発売されたアルバム。空前のエレキブーム直前のもので、65年5月発売の同タイトルの第2集がもう真っただ中。それは選曲に表れていてこの第1集ではポピュラーヒットのエレキ・インスト化が大部分を占めていますが、第2集では"ダイアモンド・ヘッド" "10番街の殺人" "パイプライン"といったエレキブームを代表する曲から加瀬邦彦さん作の傑作エレキインスト"ブルージーンNo.1"までもうどっぷりです。
10年近く前にこの
第1集から4集までを2枚づつ1枚のCDにしたものをこちらで取り上げておりますが、オリジナルのペラジャケLPがこんな値で転がっていれば当然救済します。思えば20年位前だったでしょうか、この第2集のLPを御茶ノ水のDUで2,800円で買ったこともありました。
ということで、久し振りに聴いてみたこの第1集。寺内御大のギターも数年後のあの強引なまでのハデ派手手癖ギターではなく実にストレート、アドリブも多少はありますが全体のバンドのアンサンブルを第一に考えたプレイでリードギターのみが目立つといったスタイルではありません、使用ギターはまだモズライトは使っておらず多分フェンダーのジャガーで、澄んだ音色でまとめてみましたという感じですね。
面白かったのが"急がば回れ"と"朝日の当たる家"、いずれもベンチャーズのヴァージョンが一番知られますが、ここでのアレンジはそれとは全く異なるもの、このあたりも「エレキギターを使ってそのアンサンブルを生かしたバンド・サウンドを追及する」という当時の姿勢がわかるかなと。1年後にはギターもモズライトに変えてとにかくリードギターを聴かせるバンドに変貌していくのですが。
Side A
1.プリティ・ウーマン
2.テル・ミー
3.ジャンゴ
4.いとこにキッス
5.ツイン・カット・アウト
6.ウナ・セラ・ディ東京
7.ウォーク・ドント・ラン
Side B
1.ヤー!ヤー!ヤー!
2.朝日のあたる家
3.君を愛したい
4.プリーズ・ミスター・ポストマン
5.星をつかもう
6.ホールド・ミー
7.ブルージーンと皮ジャンバー
A面3曲目"ジャンゴ"はデンマークのインストグループ、クリフターズのヒットでいい曲です。5曲目"ツイン・カット・アウト"はCapitolが出した覆面ホットロッドグループの曲、当時東芝がスパーストックスとのカップリングでシングルを出していて、それを聴いてのカバーだと思いますが、面白い選曲です。B面1曲目"ヤー!ヤー!ヤー!"は勿論"ア・ハード・デイズ・ナイト"、当時はみんなこう呼んでいたのです。
1964年12月に発売されたアルバム。空前のエレキブーム直前のもので、65年5月発売の同タイトルの第2集がもう真っただ中。それは選曲に表れていてこの第1集ではポピュラーヒットのエレキ・インスト化が大部分を占めていますが、第2集では"ダイアモンド・ヘッド" "10番街の殺人" "パイプライン"といったエレキブームを代表する曲から加瀬邦彦さん作の傑作エレキインスト"ブルージーンNo.1"までもうどっぷりです。
10年近く前にこの
第1集から4集までを2枚づつ1枚のCDにしたものをこちらで取り上げておりますが、オリジナルのペラジャケLPがこんな値で転がっていれば当然救済します。思えば20年位前だったでしょうか、この第2集のLPを御茶ノ水のDUで2,800円で買ったこともありました。
ということで、久し振りに聴いてみたこの第1集。寺内御大のギターも数年後のあの強引なまでのハデ派手手癖ギターではなく実にストレート、アドリブも多少はありますが全体のバンドのアンサンブルを第一に考えたプレイでリードギターのみが目立つといったスタイルではありません、使用ギターはまだモズライトは使っておらず多分フェンダーのジャガーで、澄んだ音色でまとめてみましたという感じですね。
面白かったのが"急がば回れ"と"朝日の当たる家"、いずれもベンチャーズのヴァージョンが一番知られますが、ここでのアレンジはそれとは全く異なるもの、このあたりも「エレキギターを使ってそのアンサンブルを生かしたバンド・サウンドを追及する」という当時の姿勢がわかるかなと。1年後にはギターもモズライトに変えてとにかくリードギターを聴かせるバンドに変貌していくのですが。
Side A
1.プリティ・ウーマン
2.テル・ミー
3.ジャンゴ
4.いとこにキッス
5.ツイン・カット・アウト
6.ウナ・セラ・ディ東京
7.ウォーク・ドント・ラン
Side B
1.ヤー!ヤー!ヤー!
2.朝日のあたる家
3.君を愛したい
4.プリーズ・ミスター・ポストマン
5.星をつかもう
6.ホールド・ミー
7.ブルージーンと皮ジャンバー
A面3曲目"ジャンゴ"はデンマークのインストグループ、クリフターズのヒットでいい曲です。5曲目"ツイン・カット・アウト"はCapitolが出した覆面ホットロッドグループの曲、当時東芝がスパーストックスとのカップリングでシングルを出していて、それを聴いてのカバーだと思いますが、面白い選曲です。B面1曲目"ヤー!ヤー!ヤー!"は勿論"ア・ハード・デイズ・ナイト"、当時はみんなこう呼んでいたのです。
現在に至るブルージーンズのアルバム(CDを含む)っていったい何枚出ているんでしょうね。寺内さんのファンなら全部集めている人はかならずいるんでしょうけど。
こちらでも1971年頃のオリジナル・コンセプトをメインにしたアルバムがありましたね。
加瀬邦彦さんはブルー・ジーンズのセコンド・リード・ギタリストでしたが、ボーカルをフューチャーした時の内田裕也さんと漫才掛け合いと曲の間にやっていたとか。
彼に奥さんが居たのでしょうか?
黛3世がいたらいいなぁ.....
しかしこの頃はベンチャーズに☆で
こちらまで余裕がなかったデス。
こういう風にして寺内氏は運命を編曲したんですね(笑)
寺内御大の音盤はCDを含めるとアルバムだけでも優に3ケタ行くんじゃないでしょうか、70年代の「歌のない歌謡曲」をやりだしたあたりからもうまったく把握できておりませんが、世界の民謡からクラッシックに各種ライヴ盤、再演ものまで何でもありで、それはそれは凄い枚数になるような気がします。それをコンプリしている人、仰る通り多分いるのでしょうね、熱心なファンが付いていそうですものね。
裕也さんと加瀬さんの掛け合い漫才、真面目そうな加瀬さんを思うとちょっと想像が付きません(笑)
>uniさん
この頃加瀬さんはまだ大学生じゃないでしょうか、初々しいはずですね。
奥様は
http://www.funbo-workout.com/funbowoman10.html
この方のようです、ずいぶんとお若く見えますね。