Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Fifth Avenue Band (1969)

2019年07月19日 | 60's,70's Rock
1,same/The Fifth Avenue Band (Reprise) 1CD 100円
フツーなら掲載スルーする超有名な「今更何を...盤」なんですが、こんなことがありこれも何かの縁(?)ということで載せておきます。

先週の「山下達郎サンデー・ソング・ブック」、放送が始まって20数年、番組史上初めて達郎氏体調不良で欠席、ピンチヒッターDJが登場して放送されました。その代役を担ったのは宮治淳一さん。その宮治さんがワーナーで企画制作している「ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ」の紹介で番組は進行しました。そこで1曲目に掛ったのがフィフス・アヴェニュー・バンドの"Nice Folks"。実はその日から遡ること1週間、DUのバーゲン企画で打ち捨てられていたのを救済していたのがこの曲の入った今回掲載のこのCDだったのです。

と 妙などーでもいいイントロで始めましたが、その手のファンやミュージシャンの間では神格化されていると云ってもオーバーではないほどの人気盤、ピーター・ゴールウエイ、ケニー・アルトマン、ジョン・リンドがいたフィフス・アベニュー・バンド、1969年の唯一盤です。

日本では70年代の後半ワーナー・パイオニアが「名盤復活シリーズ」の名の下にボビー・チャールズ、ジョン・サイモン、ロジャー・ティリソン等々のアルバムと共にリリースされたのが初。私はと云えば、そのシリーズが出る1年前くらいだったか吉祥寺の芽瑠璃堂にカット盤が入荷するという情報を得て運よく1,500円で買えたのが最初でした。

プロデュースがラヴィン・スプーンフルのジェリー・イエスターとザル・ヤノフスキ―、それにスプーンフルのプロデューサーだったエリック・ジェイコブセン。東海岸特有の都会的なポップサウンドにほんのり漂う南部風味にオールドタイミー風味、正にスプーンフルの進化系。しかし、この洗練された都会的なサウンドが1969年作、驚きますよね、今聴いても。69年といったらウッドストック・フェスが開かれた年、一方ニューヨークの片隅ではこんなアルバムがひっそりと作られていた....そりゃー売れませんわな。


fifthavenueband



The Fifth Avenue Band - Nice Folks




The Fifth Avenue Band - One Way Or The Other





The Fifth Avenue Band - Fast Freigt




eden rock fifth avenue band

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5 コメント

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Unknown (uni)
2019-07-20 11:24:21
楽しそうな良いジャケットですね。
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Unknown (jahking)
2019-07-20 11:44:10
はい、中身も抜群です。
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Unknown (しみへん)
2019-07-20 18:34:57
Kenny Altmanの書く曲が特にお気に入りです。
独特なクロスオーバー感を感じます。
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Fifth Avenue Band (t-izu)
2019-07-21 15:15:24
 このバンドの影響力の射程の長さは、特に我が国ではかなりのものが有るように思います。直接は知らなくても山下達郎氏を初めとする先達からの間接的な影響を受けた人たち、また、ここで聴かれるサウンドを本人たちが意識するしないに関わらず、今日的な音響の質感、空気感にリファインして日本語詞で歌っているグループは今現在でも結構いるように思います。

ラヴィン・スプーンフルに続いたナイト・オウル・カフェ周辺のグループには今聴いても新鮮な魅力を感じますが、その完成形がFABだったんでしょうね。正に進化系です。
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Re:Fifth Avenue Band (Jahking@管理人)
2019-07-22 09:18:58
仰る通りで、たった一枚しかアルバムを残せなかったバンドによる69年に作られたアルバムが日本の音楽界に直接間接有形無形今現在までもその存在を感じさせているって結構稀なことでしょう。
何はともあれ色々な意味で「奇跡のアルバム」だと思い。
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