Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

エレキ・インスト・ヒット!

2018年12月10日 | Surfin' & Hot Rod,Eleki Inst.
1,アウト・オブ・リミッツ b/w 宇宙のお姫様/マーケッツ (WB) 45's 300円
63年12月に全米ポップチャート3位まで上がったマーケッツの所謂スペースものの代表作。翌年にリリースされた同名のアルバムもスペースもの一色でした。
マーケッツと云えばルーターズ、T-ボーンズと続くジョー・サラセーノのA&Rの成果、この演奏もレッキング・クルーでしょう(ドラムスはまさにハル・ブレインですね)。

後追いの私はこの曲と云えばベンチャーズ、正直なところ今聴いてもベンチャーズのドライブ感は絶品。女性の名を冠したB面はスペース感のカケラも無い彼らの大ヒット"Balboa Blue"タイプのゆったりした曲。これを"宇宙のお姫様"にしてしまうのは余りに....。


OUT OF LIMITS - THE MARKETTS - (ORIGINAL VERSION) 1962



Bella Dalena - The Marketts (1963) (HD Quality)








2,ダニューブ・ウェーブ b/w ミスター・ギター・マン/ジョーカーズ (Polydor) 45's 100円
昨日取り上げた「哀愁のカレリア: ヨーロッパ・エレキ・サウンドのすべて」にこのシングルの両面共入っていました。初期ジョーカーズの代表曲ですね。


jokers


ダニューブ・ウェーブ ザ・ジョーカーズ Waves of the Danubu-The Jokers









3,さすらいのギター:哀愁のエレキ・ヒット・アルバム/V.A. (RCA) 1LP 328円
エレキ・インスト・ブームがとっくに過ぎた70年代半ばに日本ビクターがリリースしたエレキ・インストのオムニバス・アルバム。
セールストークが「現代の若者に贈るソフト・エレキ・ヒット曲の集大成!」だって。「ソフト・エレキ・ヒッツ」との表現が一つひねって考えたところなのでしょうね、ちょっと笑ってしまいますが。

Side A
1,さすらいのギター/キングス・ロード
2,春がいっぱい
3,空の終列車
4,二つのギター
5,真赤な太陽
6,世界は日の出を待っている/チェット・アトキンス
7,峠の幌馬車
Side B
1,霧のカレリア/プラネッツ
2,テルスター/スクランブラーズ
3,ブルー・スター/キングス・ロード
4,涙のギター
5,ワシントン広場の夜は更けて
6,カントリー・ジェントルマン/チェット・アトキンス
7,ギター・マン/デュアン・エデイ

で、この選曲。哀愁のエレキと云えそうなのはギリの"空の終列車"を入れても14曲中たったの4曲。他は哀愁のカケラも無いインストヒット。更に演奏者がキングス・ロードなる日本のスタジオミュージシャンによるでっち上げバンド(じゃなかったらスミマセン)と思しきキングス・ロードが8曲、哀愁ギターとはまったく対極のチェット・アトキンスやデュアン・エディが出てきて、もう何が何だか。

まぁ、こんなのも出ていた、というアルバム、ですね。


eleki


eleki



eleki


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2 コメント

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Unknown (uni)
2018-12-11 07:32:30
さすらいのギター
さすらいなんて言葉最近では奥田民生ですかね?
ドナウ川のさざ波 さざ波も最近聞きませんね。
歌は世につれ.....
哀愁路線、ロシア民謡が流行った時代
川ではボルガの舟歌も......
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Re:Unknown (jahking)
2018-12-11 07:35:06
uniさん、哀愁のコメント有難うございます‼
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