Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Sessions of Blue and more.

2014年11月03日 | Jazz
1,The Sessions of Blue/Miles Davis (Legendary Collection Series) 1CD 926円
あれはもう20年近くも前だったでしょうか、ぶっ飛びの驚愕音源を詰め込んだ「The Making of "Kind of Blue"」がリリースされたのは。なんたってあの「Kind of Blue」のスタジオ・セッションの模様が会話からボツテイクまで丸ごと入っているCDが出たのですからそりゃーぶっ飛びますわな。同時にリリースされた「Making of Round About Midnight」と共にあの倉庫のような渋谷マザーズに勇んで買いに行ったのを思い出します。

その後も様々なレーベルからアップグレード版とか称していろいろと出ていたようですが、先日そんな一枚を買ってきました。プレスCDであったことと、楽曲のテイク・ナンバーから、スタジオ内での会話まで全てをブックレットの内側にクレジットしてあることが本盤のポイントでしょうか。さすがに時代を経てのリリースだけあって「The Making of "Kind of Blue"」よりも音質はアップしているように感じます。ウィントン・ケリーを擁した59年3月のセッションとビル・エヴァンスを擁した4月のセッションの二つを曲ごとのチャプターを切らずにそれぞれ40分弱収めてあります。


1,TRACK ONE 03/02/1959 NYC
Freddie Freeloader/So What/Blue in Green
Miles Davis(tpt) Julian "Cannonball" Adderley(as) John Coltrane(ts) Bill Evans(p) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(d)

2,TRACK TWO 04/22/1959 NYC
Flamenco Sketches/All Blues
Miles Davis(tpt) Julian "Cannonball" Adderley(as) John Coltrane(ts) Bill Evans(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(d)


Miles Davis


The Making Of "KIND OF BLUE"/MILES DAVIS








2,Paris Jazz Concert/Miles Davis (Delta Music) 1CD 650円
2度目となった日本公演からほぼ1か月後の公演となる73年7月11日パリはオリンピア劇場での公演をラジオ放送音源から収めたハーフ・オフィシャルCD。
ピート・コージー、レイジー・ルーカスの2本のギターにディヴ・リーブマン、マイケル・ヘンダーソン、アル・フォスターにムトゥーメを擁した屈強バンド期。この後のブラックホールに吸い込まれていくようなダークなアガ・パン・バンドとは明らかに違う疾走感をもつこの73年バンドはホント聴き惚れます。

1. Medley: Turnaroundphrase - Tune In 5 - Unidentified - Unidentified
2. IFE
3. Unidentified

LIVE AT OLYMPIA THEATER, PARIS, FRANCE 07/11/1973

Miles Davis(tp, org)
Dave Liebman(ss, ts, fl)
Pete Cosey(g, perc)
Reggie Lucas(g)
Michael Henderson(el-b)
Al Foster(dr)
James Mtume Foreman(cga, perc)

Miles Davis


MILES DAVIS / PARIS 1973

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4 コメント

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Paris Jazz Concert (しみへん)
2014-11-04 07:20:00
『pangaea』がmilesのBEST5に入る私なので、これは是非聴いてみたいです。
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Re:Paris Jazz Concert (jahking)
2014-11-04 07:37:54
でしたら、73年バンドは同年の日本公演を是非!!
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Re:Re:Paris Jazz Concert (しみへん)
2014-11-04 07:56:53
ネットで探していたら、『AT RAINBOW THEATRE Vol.1 & 2 (so what)』も良い、とのことですが、ご存知ですか?
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at the Rainbow (Jahking@管理人)
2014-11-04 08:40:26
はい、パリ公演の前日、ロンドンのロックファンにはお馴染みレインボウ・シアターでの公演。内容は勿論悪いわけはないのですが、この音源はステージに置いたテレコで録ったといわれる妙な生々しさ(演奏中にマイルスが指示を出す声が聞こえたりもします)が評判となったものでした。
73年バンド(に限らずですが)はすべての演奏が聴きものだと思います。私はこの時期のディヴ・リーブマンのプレイが特に好きです。

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