Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Greatest Hits 16 - The Animals

2022年05月18日 | Eric Burdon (& the Animals)
1,The Greatest Hits 16 / The Animals (Overseas/Teichiku) 1LP 350円
久し振りに買ったアニマルズ、1986年にテイチクレコードが「Golden Juke Box」シリーズの「Liverpool Sounds Memory」でリリースした一枚、同時に出たのがDecca Sessions、スタークラブ音源にトニー・シェリダンとの音源を入れたビートルズ、例の版権が怪しいアウトテイクを集めたヤードバーズ、たぶんリレコのハーマンズ・ハーミッツ。

と、いい加減なシリーズ名からも同時発売盤からもこのアニマルズ盤も版権の怪しい音源を使ったアルバムであることがプンプン。思えば70年代から80年代、テイチクという会社はこんな版権の怪しい音源を使ったアルバムを連発していましたね、

ということで、本盤。
"朝の当たる家" "悲しき願い" "朝日のない街" "若い思い出"等々ニマルズ期のヒット曲は70年代に入って組んだエリック・バードン・バンド(トバリッチ)での再演で、アルバム「Sun Secret」からの曲と当時未発売曲から。
"スピル・ザ・ワイン" "黒くぬれ" "サテンの夜" "タバコロード" "マザーアース"等々はWarでの録音。
更に"ディンプルス" "ブーン・ブーン" "ナイトタイム・イズ・ザ・ライトタイム"はアニマルズ公式デビュー以前の彼らの地元ニューキャッスルのクラブ・ア・ゴー・ゴーでのライヴ音源、"ナイトタイム"はサニーボーイ・ウィリアムソンとの共演。
こんな内容のアニマルズ名義盤、リバプールサウンドだったりアニマルズの名に引かれて買ったリスナーはこれを聴いてどうおもったのでしょう。

ということで、やっぱり出所の怪しいアルバムでした(笑) しかし、エリック・バードン・バンドにエリック&Warの音源を何処から持ってきてテイチクが出せたのか? 実に不思議です。

出所は怪しくとも、内容自体は素晴らしいものですからファンには大いに楽しめるものではあるのですか、片面に30分も詰め込んである関係でもの凄く音圧が低く迫力に掛けるのです、更に溝が詰まっている関係でちょっとしたホコリで針飛びします。これには参りました。

と、まぁ、これも、こんなアルバムもあったということで。

Side A
A1 House Of The Rising Sun
A2 Don't Let Me Be Misunderstood
A3 Tobacco Road
A4 Nights In White Satin
A5 It's My Life
A6 The Real Me
A7 Dimples
A8 Spill The Wine
Side B
B1 Boom Boom
B2 We Gotta Get Out Of This Place
B3 Paint It Black
B4 Night Time Is The Right Time
B5 When I Was Young
B6 Nobody But You
B7 Mother Earth
B8 Magic Mountain

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10 コメント

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Unknown (uni)
2022-05-19 07:09:30
テイチクの盤懐かしい
ヨクレココレの裏表紙に広告があった記憶
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Re:テイチク・レコード (Jahking@管理人)
2022-05-19 08:42:12
テイチクのOverseasレーベル、何故かレーンとリーキングスの「ストップ・ザー・ミュージック」とかオーラとジャングラーズが思い浮かびます。
それとやっぱり、ビートルズをはじめとするどっから版権取ってきたの?的怪盤とリレコのベストヒット盤。基本は邦楽の会社なのかな。
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Unknown (夜明けのキャット)
2022-05-19 10:45:26
スリー・ドッグ・ナイトの全米№1「ママ・トールド・ミー」は彼らがオリジナルということを最近知りました。「Wiki」より「secondhandsongs.com」の方が詳しいので、よく利用しています。「テイチク」といえば、半世紀前に関口宏がDJのラジオ番組を担当していました。
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Mama Told Me (Not to Come) (Jahking@管理人)
2022-05-19 19:59:27
作者のランディ・ニューマンのヴァージョンは70年になって初めて録音されるのですね、エリック・バードン(アニマルズ名義ですが実質ソロ録音です)のヴァージョンでは目立つ曲では無かったですが、さすがDunhill、スリー・ドッグ・ナイトのヴァージョンのドラマティックなアレンジは見事ですね。
テイチクもそんな番組をやっていたのですね、知りませんでした。
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Unknown (uni)
2022-05-22 07:37:51
>、さすがDunhill、スリー・ドッグ・ナイトのヴァージョンのドラマティックなアレンジは見事ですね。
彼らのトライアリトルテンダーネス擦り切れるほど聞きました(笑)
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Re: Try A Little Tenderness (Jahking@管理人)
2022-05-22 10:22:56
これもなかなか微笑ましいカバーかですね。
https://www.youtube.com/watch?v=EfKaGPsPJAE
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Unknown (uni)
2022-05-22 17:21:06
三原綱紀ですね(笑)
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Unknown (jahking)
2022-05-22 18:33:05
やっぱり大人のバンド感、ですね。
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懐かしい (ADO)
2022-06-16 19:01:50
LP発売当時、初めてアニマルズのレコードを買いに行って、地元のレコード屋に東芝のベスト盤(レーベルはミッキー・モストのRAKレコード)とこのテイチク盤が置いてありました。ジャケットのカッコよさで東芝盤を選びました。今考えると正しい選択だったと思います(アニマルズとエリック・バードンが永遠のヒーローになったので)。その1年後くらいにまだ売っていたテイチク盤を買いました(なぜかジャケットはニューアニマルズの面々。」ただし彼らの音源は未収録)。これはこれで当時は地方で入手不可能だった音源が聴けてよかったです(ただし短縮バージョンが多い。後に元の音源を聴いて長さに感動しました)。ただあのシリーズは解説がものすごくいいかげんなんですよね。他のバンドの盤では、「現時点では資料が届いてないので詳しくはわからない~」と平気で書いてあったりしました。アニマルズについても「現在は再結成アニマルズで活動中」と書いてありますが、発売年度は1987年!とっくに再結成は終わっていたと思うんですが。
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Re:The Animals (Jahking@管理人)
2022-06-16 20:54:22
この頃のテイチクさんは一言で言って発売盤に対して「愛情がまったく無い」のです。悲しいことにただただ商売商売。
ADOさん、東芝盤を最初に買われて本当に良かったですね。
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