Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

American Rocks

2008年11月19日 | 60's,70's Rock
1,The Life and Times of Country Joe & The Fish : From Haight Ashbury to Woodstock (Vangurd) 1CD 840円
カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ、同時代のシスコ・バンドに較べると顧みられないバンドですね、あのサマー・オブ・ラブの時代にのみ存在し得たバンドってことでしょうか。逆にいうとあの時代を象徴するバンドとも云えそうです。

本盤は71年にLP2枚組で出たもののCD化、一応ベスト盤の体裁ですが、そのサブ・タイトル「From Haight Ashbury to Woodstock」通り1965年の初期録音からフィルモ・ウエストやウッドストックでのライヴ録音までを含む最盛期60年代の活動の総括盤とも云えるものです。

フィッシュと云えばコレというカルト的人気を誇ったメッセージ・ソングのThe"Fish"Cheer/I-Feel-Like-I'm-Fixin'-to-Die Ragでスタートするのですが、あの4文字言葉合唱のThe"Fish"Cheerはあのウッドストックでのヴァージョンでそれに65年の自主制作ヴァージョンのI-Feel-Like-I'm-Fixin'-to-Die Ragをつなぐという憎い編集でスタート。チープなオルガンが浮遊するサイケ・ナンバーからバリー・メルトンのギターが聴かせるブルース、アシッド・フォーク風な曲、ブルース、R&Bからラグまで多彩なサウンドを聴かせてくれます。

その昔、私がはじめて買ったフィッシュのLPがコレなので愛着ひとしお盤です。

詳細に載ってるファン・サイトがこちらにありました。

Country Joe McDonald - I Feel Like (Woodstock 1969)


"Not so Sweet Martha Lorraine"
Country Joe & the Fish Live at the Monterey Pop Festival '67





2,Rock and Roll Doctor : Lowell George Tribute Album/V.A. (Kaigan) 1CD 315円
日本のカイガン・レコードの企画・原盤制作を行ったロウエル・ジョージのトリビュート盤。Little Featを始めBonnie Raitt、Jackson Browne、Allen Tousaintなどの顔ぶれに混じって、サザンの桑田佳祐が一曲参加して"Long Distance Love"を歌っています。

総じてロウエル縁の人達ですのでどれも愛情一杯のカバーでどれも聴き応えあり。
中でもクワタさん、多分本当に好きだったのでしょう、意気込みを感じます。

1. Cold Cold Cold - Little Feat, Bonnie Raitt
2. Feets Don't Fail Me Now - Taj Mahal
3. Roll Um Easy - J.D. Souther
4. Rocket in My Pocket - The Bottle Rockets, David Lindley
5. Sailin' Shoes - Valerie Carter, Randy Newman
6. I've Been the One - Jackson Browne
7. Two Trains - Leo Nocentelli, Allen Toussaint
8. Long Distance Love - Keisuke Kuwata with Merry Clayton
9. Rock & Roll Doctor - Buddaheads, Eddie Money
10. Straight from the Heart - Chris Hillman, Jennifer Warnes
11. Honest Man - Little Feat
12. Spanish Moon - Merry Clayton, Ricky Lawson, Phil Perry
13. Trouble - Inara George

Lowell


3,Great Texan/Terry Funk (Invitation) 1LP 105円
最近はプロレスもトンとご無沙汰ですが、テリー・ファンクと云って今の若いファンに通じるのでしょうか? "昭和のプロレス"を背負って立った一人なんですけどね。
ガイジン・レスラーのレコードというとそのテーマ曲を集めたものは山ほど出ていましたが自身のレコードというと、中古で良く見掛けたハルク・ホーガンのピクチャー・レコードくらいしか思い浮かびません、このテリーも出していたのですね、正直、今回100円箱で出会うまで知りませんでした。

1984年録音で勿論日本制作。ウエスト・ロードの山岸潤史、松本照夫、クリエイションの樋口晶之、サックスの土岐英史なんて猛者がバックをつとめています。またプロレス界からは悪徳マネージャーで知られたビリー・ハートが曲作りとコーラス(とクレジットされていますが、要所要所で入るDJ風の語りがこの人でしょう)で参加しています。このビリー・ハートですがなんと"Keep on Dancing"で知られるあのジェントリーズのメンバーだったんだと、驚きです。

全8曲このアルバムのため書き下ろし。ファンク・リズムを取り入れた如何にもあの頃80年代の日本制作サウンド。ドラムスが重くしっかりしているので結構聴けます、如何にも山岸潤史らしい破天荒なギターが聴ける曲とか土岐英史のこれまた素晴らしいサックス・ソロが聴ける曲もあり。その辺りを追っかけている人がいれば(そんな人いないか?)これは以外とアナ盤かもしれませんね。テリーさんのボーカルは思いのほか可愛い歌声でほとんど語りに近いような歌っぷり。お世辞にも......です。

まぁ、こんなレコードも出ていたということで。
蛇足ですが、これを入手した時、同じ100円盤エサ箱の明石やさんまのLPもありました、そんなのも出ていたのですね、さすがの私でもそこまで手は出ませんでしたが(笑)


Terry

Terry



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