Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Bud Shank - Max Roach

2021年03月16日 | Jazz
最近購入のペラジャケ日本盤のジャズを2枚


1,Nature Boy/Bud Shank (World Pacific) 1LP 550円
邦題「ネイチャー・ボーイ/バド・シャンクの肖像」
60年代の初めに日本ビクターのビクター・ワールド・グループが出していた「モダン・ジャズ名盤蒐集会」の一枚、このシリーズの選曲選定委員が野口久光、藤井肇、油井正一、植草甚一というあの頃の第一線評論家の布陣、して本盤のライナーはいソノてルヲ。ペラジャケの裏面はオリジナル通りの復刻でライナーは内袋を兼ねている紙袋に印刷、その裏面はこのシリーズのカタログが印刷されていてそれを見るとこのシリーズはPrestige、Atlantic、UA、Pacific Jazz、Roost、といったレーベルから選ばれているようです。

ということで、本盤。いささかややこしいのですがオリジナルは米Pacific Jazzから1956年にリリースされた「The Bud Shank Quartet featuring Claude Williamson ‎」でバド・シャンク初期の代表作。下に貼ったyoutubeの画像がそのジャケットです。
で、今回の入手盤はB面が何故か曲順を変更してはありますが内容はこれと同じもの。で、この黒人の子供を使った愛くるしい写真を使ったジャケットは米World Pacificから1960年にリリースされた「Flute N' Alto」をタイトル部分のみ修正して流用しています。
ということで、演奏は流麗でスィンギーなバド・シャンクのアルトとフルートが堪能できる傑作盤。

Side A
A1 Bag Of Blues
A2 Nature Boy
A3 All This And Heaven Too
A4 Jubilation
Side B
B1 Do Nothin' Till You Hear From Me
B2 Nocturne For Flute
B3 Walkin'
B4 Carioca
Alto Saxophone & Flute – Bud Shank
Piano – Claude Williamson
Bass – Don Prell
Drums – Chuck Flores

World Pacific


Bud Shank - The Bud Shank Quartet ( Full Album )







2,Max/Max Roach (Argo) 1LP 550円
こちらも日本ビクターがリリースしていたものでマックス・ローチの1958年盤。60年代の半ばに出ていたんものと思います。ライナーは岩波洋三さん。
この頃ローチはMercury/ EmArcyと契約していたはずですが、何故か本盤のみChessの傍系レーベルArgoから出ています、メンバーは当時のドーハム、モブレイとお馴染みの面々ですが、ピアノに当時Argoが売り出していたラムゼイ・ルイスが入っているのが面白いところ。

Side A
A1 Crackle Hut
A2 Speculate
A3 That Ole Devil Love
Side B
B1 Audio Blues
B2 "CM"
B3 Four-X

Max Roach - drums
Kenny Dorham - trumpet
Hank Mobley - tenor saxophone
Ramsey Lewis - piano
George Morrow - bass
Recorded January 14th, 1958


Max



Crackle Hut



C.M.


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 寺内タケシとブルー・ジーン... | トップ | The Thompsons (1975) »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (funkytop)
2021-03-18 14:05:57
超がつくスタヂオミュージシャンでもあったバドのこの録音時のフルートの音は後々の数多い録音からすると、残念で驚きました。稼いでから楽器を買い替えたのか?と思われますが、真相はどうでしょうね。
返信する
Re: Bud Shank (Jahking@管理人)
2021-03-18 19:54:34
まったく気づきませんでしたが、云われてみればこの盤では音色美しさは感じないかもですね。
返信する

コメントを投稿