Talbot Brothers & Many Mores.

Talbot Brothers,Kalapana,The Blues Bustersそしてイタリアのサーフ・バンドThe Uninvitedの4枚目を。

1,No Longer Stranger/John Michael Talbot & Terry Talbot(Sparrow) 1,200円
70年代のカントリー・ロック系のバンドは数あれどベスト・スリーに入るほど好きだったのが、このタルボット兄弟の率いるMason Proffittでした。69年Happy Tigerからの"Wanted!"から74年WBからの"Bareback Rider"までの5枚のアルバムはいづれも忘れられません。特に4枚目のWBからの"Rockfish Crossing"は大傑作。まったく語られる事のないアルバムですがカントリー・ロックの名盤です、間違いなく。解散後に出したWBからの"The Talbot Brothers"も傑作です。その後彼等のレーベルと思われるSparrowからそれぞれのソロ・アルバムを何枚か出しています。
で、本盤はその兄弟が83年に出した久し振りのDuoアルバム。ソロになった時からその兆校はあったのですが、ここに至ってもう完璧なクリスチャン・ミュージック、所謂CCMとなってしまっています。透明感溢れる例のすばらしい歌声はそのままですが、ここまで行ってしまうともう残念ながらついて行けませんです。

2,same/Kalapana(Trio) 680円
邦題”ワイキキの青い空”、77年発売のカラパナのファーストです。先日、某レコ屋でこれが掛かっていてありゃりゃ懐かしい！と感涙！　値段を見るとなんと2,500円！　コレでは買えないので安いのを探していてその数日後にこの安価でゲット。いやー、いいですねぇ、当時から大好きだった"Kona Daze"が最高。その後このカラパナもどんどん洗練されていきつまらなくなっていきますが、今聴くとこのアルバムは演奏も歌声もほんと素朴、朴訥。そこがいいのですねぇ、このところ何回も聴いてしまいました。

3,This Time/TheBluesbusters(Landslide)
Little FeetのPaul Barrereと"Catfish" Hodgeのバンド、87年のアルバム。その名の通り基本的にはブルース・ロック・バンドですが、彼等のキャリアからしてそのブルースも多彩。アメリカン・ミュージック・バンドって感じでしょうか（その昔Electric Flagがこう名乗ってましたね）。
Catfish Hodgeが70年頃にやっていたCatfishの2枚のアルバムは当時好きで好きで良く聴いていました。その後Eastboundからのソロを聞いて以来久し振りのご対面でした。

4,Surfin' and Trashin'/The Uninvited(For Monster Records) 880円
95年に出たイタリアのサーフ＆トラッシュ・バンドのアルバム。A面がサーフ、B面がトラッシュ。アメリカにもイギリスにも日本にもこんなバンドがいるのですからイタリアにいても何の不思議もありませんね。