Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

宇宙時代のジャズ

2012年04月24日 | Jazz
1,Jazz in the Space Age/George Russell (Decca) 1LP 500円
ジョージ・ラッセル、その名を聞いただけで「頭でっかち」なる言葉が思い浮かんで敬遠していたのは今はもう昔。とは云え、独自の理論に基づいたその音楽は時に難解なのは確かなのですが。

で 本盤は目指したであろうジャズの調性・コードからの開放、インプロと編曲の融合の実現を追及すべくあらゆる手段を使っています。ほぼフリー・インプロに弾きまくるビル・エヴァンスとポール・ブレイのピアノが左右スピーカーから絡みあって出てくるという編曲から、パーカッションの音に加工したり、大胆なテープ編集、と実に野心的な一枚。1960年の録音盤。

入手盤は本国での発売とほぼ同タイミングでリリースされたと思しきテイチクからの日本盤。勿論ペラジャケ、ジャケット上部に帯で入るFull Stereoの文字がいい感じです。

Decca






2,au clib St.Germain Vol.3/Art Blakey et les Jazz Messengers (RCA) 1LP 300円
「サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ」として有名な58年12月、パリのクラブ・サンジェルマンでのライヴ録音盤。
何を隠そうウン十年前、私がジャズを聴き始めて最初に聴き狂った一枚がこの3枚シリーズのVol.2。リー・モーガンのトランペットにベニー・ゴルソンのテナー・サックス、ボビー・ティモンズのピアノにジミー・メリットのベース、そして御大のドラムス。これほどジャズの熱狂を封じ込めた盤もそうはないだろうという超が付く名盤。
いつの間にか手元を離れ、懐かしさのあまり買ってしまったもの。この第3集はこの録音当時パリに移住していたケニー・クラークの加わった"チュニジアの夜"も聴けます。
Side A
1,Along Came Mannon
2,Out of the Past

Side B
1,A Night in Tunisia
2.Ending with the Theme

Jazzmessengers






3,Tribute to Charlie Parker from the Newport Jazz Festival/V.A. (RCA) 1LP 100円
チャーリー・パーカー所縁のメンバーによって組まれたトリビュート・バンドによる1964年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでの実況録音4曲をメインに、67年のジャッキー・マクリーンのスタジオ録音2曲を加えたやや立て付けの悪いアルバム。

Howard McGhee (tp)
J.J. Johnson (tb)
Sonny Stitt (tenor)
Harold Mabern (p)
Arthur Harper, Jr (b)
Max Roach (dr)
and spoken intro & reminiscences by Father O'Connor & musicians
1,Buzzy
2,Now's the Time
3,Wee

Jackie McLean (alto)
Laamont Johnson (p)
Scott Holt (b)
Billy Higgins (dr)
1,Embraceable You
2,Old Folks

CP Tribute

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