Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

プロコル・ハルムの「月の光」& more.

2017年02月12日 | 60's,70's Rock
プロコル・ハルムのLPとCDをまとめて仕入れました。


1,Shine on Brightly/Procol Harum (A&M) 1LP 864円
そのその昔、初めて買ったプロコル・ハルムのLPがキングから出ていたこの1968年発表のセカンド・アルバム「月の光」。何故に「青い影」ではなかったのだろうと自問自答(笑)。その後「青い影」は米Deram盤を買って疑似ステにへきへきしながらも大いにハマったものでした。もう一つの思い出は当時シングルでしか聴けなかった"ハンバーグ("Homburg")"をラジオで耳にしてもう欲しくて欲しくて、気付いたときはシングルは入手困難、結局英mfpの廉価盤でやっと聴けたときの嬉しさは忘れられません(70年代半ば頃のお話です)。

ということで、やはり私にとってのプロコル・ハルムは米Deramヴァージョンのファースト・アルバム(このところは数年前に出た2枚組CDの「Deluxe Edition」をよーく聴いています)なのですが、久し振りにこのセカンドアルバム「月の光」の米A&M盤に遭遇、思わず抱えました。こちらもボートラごっそりの紙ジャケCDで最近も楽しんではいあたのですが、訳の分からない醜悪なデザインのUK盤仕様ではまるでピンと来ず、やっぱこの緑の月面ジャケでなきゃ話になりません。また、このA&Mの初版レーベルがアタシは好きで。

A&M


クラシカルなのにブルージー、メロディアスこの上のない美しい楽曲にオルガンとピアノの共存、ディストーションの聴いたギターが絡む、これに乗っかるゲイリー・ブルッカーの象徴的なボーカル。こんなプロコル・ハルムの特徴的なサウンドが満開。思い入れと聴いた頻度は一枚目に譲りますが、この2作目は更にスケールはアップしているよう。マシュー・フィッシャー在籍最終作の3枚目「A Salty Dog」も勿論名作。

Side A
1. Quite Rightly So
2. Shine on Brightly
3. Skip Softly (My Moonbeams)
4. Wish Me Well
5. Rambling On
Side B
6. Magdalene (My Regal Zonophone)
7. In Held 'Twas in I: Glimpses of Nirvana...

ファースト・アルバムはかつて「黒妖精ジャケ」はこちらで、「赤妖精ジャケ」をこちらで取り上げております。

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こちらが英国盤ジャケ、現行紙ジャケCDには貼ったようなUSツアー時のポスターが載っていたり11曲ものボートラが付いたり至れり尽くせりではありますが......。
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2,Broadcast Special/Procol Harum (Blue Cafe) 2CD-R 864円
71年4月のロビン・トロワー在籍時のスタジオライヴを1枚目に、ロビンが抜けてギターにデイヴ・ボール、ベースにアラン・カートライトが参加した同年10月のストックホルムでのライヴを2枚目におさめた2枚組。
「ブロードキャスト・スペシャル」のタイトル通り両方とも放送録音のため音質は極めて良好、まだまだハルムのマジックはバッチリ効いている時期にて文句なし。B.J.ウィルソンのドラムス、大好きです。


Disc 1
01. Introduction
02. Memorial Drive
03. Still There'll Be More
04. Nothing That I Didn't Know
05. Simple Sister
06. Luskus Delph
07. Shine On Brightly
08. Broken Barricades
09. Whaling Stories
10. Juicy John Pink
11. A Salty Dog
12. Whiskey Train
13. Power Failure
WPLJ FM Radio Broadcast:Live At A&R Recording Studios, NYC April 12th, 1971

Disc 2
01. Still There'll be More
02. All This and More
03. Quite Rightly So
04. Power Failure
05. Pilgrim's Progress
06. Simple Sister
07. Magdaline
08. A Salty Dog
09. Excerpts from In Held 'Twas In I
Live At Folk Huset, Stockholm October 16th 1971


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3,Shades in Viennal/Procol Harum (Blue Cafe) 1CD-R 648円
スタジオアルバムとしては6枚目のアルバム「Grand Hotel」発売直後の73年10月20日のオーストリア・ウィーン公演を収めたもの。オーディエンス録音でちょっと苦しい音質。"青い影"こそ無いものの初期からの代表曲も結構やっていて楽しめました。ギターは恐らくミック・グラハム、もう一人のキーボードはクリス・コッピング。

1.Introduction
2.Conquistador
3.Bringing home the bacon
4.A Christmas Camel
5.The Devil came from Kansas
6.Still there'll be more
7.Fire(Which burn't brightly)
8.Whaling Stories
9.TV Ceasar
10.A Salty Dog
11.Shine on Brightly
12.Grand Hotel


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Procol Harum "Shine On Brightly"



Procol Harum - Shine On Brightly [Full album, 1968]




思わず見入ってしまった1971年の映像。  やっぱりB.J.ウィルソン凄し!
ケツから2曲目のSalty Dog、これも沁みます。
Piano / Voc. : Gary Brooker
Drums : Barrie James Wilson
Org.Git., Voc. : Chris Copping
Git.,Voc. : Dave Ball
Bass : Allan Cartwright
Procol Harum - Live - Beatclub Spezial 1971 HQ

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10 コメント

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Unknown (uni)
2017-02-12 09:22:38
やはり彼らのこのアルバム
ジャケットとしては最高ですね。
音も月のように冷たい感じがかれらのもちあじに

ゲイリー よくビルワイマンとかと演奏していたのを
見ました。
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Re: 月の光 (Jahking@管理人)
2017-02-12 10:30:01
そうなんですよね、このジャケットじゃなきゃダメですよね、これは。
"Skip Softly (My Moonbeams)"が「月の光」のタイトルで出たシングルもこのジャケットをまんま流用していましたね(持ってはいるのですが、どうしても出てこなかったので載せられなかったのですが)。

ゲイリー・ブルッカーってオールスター・セッション・バンドによく参加していましたね。

そういえば、先日ユーミンさんがツイッターでゲイリーからカードが届いて春には新曲のアルバムを出すって書いてあった、ってつぶやいていました。ゲイリーさんもお元気なようで。
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Unknown (t-izu)
2017-02-12 14:18:12
チークタイム(古っ!)定番曲「青い影」はともかく、昔から何度挑戦してもその魅力が分からないのが、プロコル・ハルムやムーディー・ブルース。
そんなダメダメの私でもこのグリーンのジャケットはよく覚えていますし大好きでした。
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Re:Unknown (Jahking@管理人)
2017-02-12 18:26:06
私もムーディ・ブルースは"サテンの夜"以外はどれを聴いてもまるでピンときません、キャメル、ジェネシス、バークレイ・ジェイムズ、エイジアなんかもしかり。でもハルムもクリムゾンも大好きで、中間にいるのがイエス。勝手なものです(笑)
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Unknown (uni)
2017-02-12 20:05:04
そうそうユーミンが大好きなんですよね。
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Re:Yuming (Jahking@管理人)
2017-02-13 08:39:48
数年前に出たベスト盤でゲイリーと「青い影」を歌ってましたものね、青春時代に一番影響をウケたとか。
ただ、あの共演は音として残すのは如何なものかと正直なところ思いました、やっかみも含めですけど。
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Unknown (uni)
2017-02-13 09:09:53
ハッピーエンドはアメリカ
ユーミンはEU好み
その対比が良かったんですかね
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Re:Unknown (Jahking@管理人)
2017-02-13 09:44:58
ただ、面白いのは、はっぴいえんどは細野さんをはじめみんなハルムが大好きだったということ。「ゆでめん」のデディケイションにゲイリーとマシュー・フィッシャーの名が入っているしで、ことさらアメリカではなかったのですね。
だから、要は好きな音楽をどう消化/昇華しい自分の音楽を作るかってことなのでしょう、とか、偉そうなことを(笑)
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Unknown (アミーバ)
2017-02-14 04:01:12
B J Wilson ,Power Failureのドラムソロすごいですね。あれはスティックのプレミティブな握り方でしか絶対出来ない早業だと思っていました。当時の音楽仲間でロック界のナンバーワンドラマーはの話題で、何時もB J Wilsonと声を上げていたのですが、誰も知らなかった(涙)。彼のハルㇺ以外の音源で、あの絶妙ドラムが聞けるのものをご存知ですか。Joe Cockerのものはすごさがあまりわかりません。
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Re:B.J.W. (Jahking@管理人)
2017-02-14 08:34:16
仰る通り、この人の凄さはレギュラーグリップだからこそってところがありますよね。マッチドグリップにはないフレーズが出るのですね、映像を見るとそれが良くわかるし目を奪われます。
実力の割には極端に知名度がないということで云うと、スタイルは違うのですがキャプテン・ビヨンドとかジョニー・ウィンターのところにいたボビー・コールドウェルとイメージがダブります。

ハルム以外でのB.J.の名演は残念ながら私も知りません。是非、聴いてみたいものですね。
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