Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Gospel Music

2007年11月24日 | Christmas Song
ソウル・ミュージックとかR&Bを聴き出したうん10年前からアーティストの紹介文にこの人はゴスペル出身云々という表記があって、それが揃ってディープなシャウター(たとえばオーティスとかJ.B.とか)だったりするわけでソウル音楽ファンとしてはゴスペルなる音楽に興味を持つのは必然だったわけです。
で たとえば、ブラインド・ボーイズ・オブ・ミシシッピーの50年代録音を聴いてみたりするとアーチィ・ブラウンリーの爆裂シャウトとタイトなコーラス、その躍動感に、ゴスペル音楽をその背景・メッセージ等ではなくサウンドとして率直にやられました。
以来、不届きな聴き方であるのですが適当につまみ食いをしているゴスペル音楽です。

1,Gospel Chistmas/V.A. (P-Vine) 1CD 525円
90年代の頭ころ、P-Vineが独自の選曲でBlues、Doo-Wop、Gospelのクリスマス・アルバムを出していました。本盤はそのゴスペル編。正直に云うとBlues、Doo-Wop編は今でも時々取り出しては聴いているのですが、このゴスペル編はいつの間にか
手元からなくなっていました、よって買い直し盤です。

最初に買った当時はほぼ同時に買ったBlues、Doo-Wop編ばかりに耳を奪われてピュア過ぎるこのサウンドにまで耳が回らず手放してしまったのでしょう。が 久し振りに聴く本盤、素晴らしいの一言。一曲目のロスコー・ロビンソン70年代初めの録音からその深い歌声にぐっと引き込まれます、同じくソウルマナーなつくりのセイラム・トラベラーズの60年代後半録音、ソウル・スターラーズ、ヴァイオリネアーズ、マイティ・クラウズ等々ソウル音楽として充分に楽しめるコーラス・グループものからピュアなアカペラ、マヘリア・ジャクソン、マリオン・ウィリアムス、メディテイション・シンガースといった女性ものまで選曲・配曲が良くて最後まで聴き通してしまいます。

ソウルファンの方、最近でも中古でたまに見掛ける本盤、是非お試しを。クリスマス時期を問わず絶対に楽しめます。


2,Atlanta Gospel/V.A. (Gospel Heritage) 1LP 315円
英Gospel Heritageのよる50'sゴスペル・カルテットを地域別に編集したシリーズのニューオリンズ、デトロイトに次ぐ第3集アトランタ編です。
こんなアルバムを300円で売ったらもうバチが当たるぞ! というほどに強烈な一枚。50年代は男性カルテットものの黄金時代といわれますが、いやもう震撼。
The Five Trumpets, Ecoes of Zion, Golden Gospel Singers, 等々の50年代前半の録音を集めたものです。

Atlanta Gospel


3,Amazing Grace/V.A. (Krazy Kat) 1LP 315円
50年代にGotahmに残されたゴスペル録音を集めたシリーズの第3集。
Harmonizing Four, Dixie Hmmingbirdsといった男性カルテットの大御所から女性カルテット、男女混合カルテットから大編成のコワイアものまで様々に。いや、もう、ホント、目くるめく躍動感・高揚感。

Amaging Grace


4,Get on Board/Dorothy Love Coates & The Original Gospel Harmonettes (Specialty) 1CD 200円
マヘリア・ジャクソンと並び評価されるドロシー・ラヴ・コーツ女史率いる女性ゴスペル・グループ、その50年代Specialtyに残された録音を未発表曲中心に収めたもの。別に既発売曲を集めたCDも当然出ています。
声量に任せて爆裂シャウトを聴かせるといったタイプではないのですが、包容力・暖かさを感じさせるゴスペル。サーモン(説教)曲とかピアノとオルガン主体の不思議なインスト曲もあり。

ぐっと後のものですが、映像はこちらで。

Dorothy


5,1937-1940/Golden Eagle Gospel Singers (Eden) 1LP 300円
戦前の様々なブルースをクロノロジカル・オーダーに編集して大量に発売しているオーストリアのDocument Recordsがゴスペル専門の別レーベルEdenを立ち上げて出した一枚。何と200枚の限定プレス盤。

アラバマ出身の男女混合10人ほどのコーラスグループ。メンバーもバックの演奏人も不肖、リード・シンガーがThelma Byrdなる女性で一部の曲にはハープのハミー・ニクソンが加わっている程度のことしかわからないらしい。
そのDecca録音16曲を収録したもの、基本的にはアカペラ。私如きのつまみ食いゴスペル愛好家にはどーのコーノと云えるようなものではありませんでした。

Golden Eagle



6,Wendell Rhodses presents Grand Rapitds Mass Choir (Birthright) 1LP 100円
シールドが100円だったので購入。
ミシガン州のメサイア・バプティスト教会の合唱団、80年代の男女混合のコワイアもの、ソロも男女が入れ替わりますがさすがにソロを取れるだけあってどの人もかなり聴かせます。
さすがに80年代ともなるとバックは素朴なれどリズムはロックだったりソウルだったり。教会で日常的にこんな音楽を歌っているのでしょうね。

Mass Choir Wendell

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