1,The Return/Vanilla Fudge (World Sound) 1CD 950円
ここ最近(でもないかな)ヴァニラ・ファッジの紹介にラスカルズ、ブルー・アイド・ソウルがやたら引き合いに出されます。マーク・スタインのソウルフルなボーカルがフェリックス・キャバリエを連想させる(同じオルガン・プレイヤーで同郷、古くからの友人同士、オマケにヒゲ面!と共通点も多いのは事実ですけど)は確かですけど、どーなんでしょう? そこだけでは? ラスカルズを聴き込んでいないファッジ・ファンからするとやっぱファッジは「アート・ロックの旗手」なわけで、要素はあってもあまり「ブルー・アイド・ソウル」が強調されるのもどーかと。
と まぁ、戯言は置いておいて本盤ですが、その「ブルー・アイド・ソウル」の要であるマーク・スタインは欠席。そっくりなオルガンを弾くBill Pascallなるおっさんが入っての2002年の再結成盤。
オリジナル・メンバーでの84年の再結成盤「Mystery」とか80年代後半頃と思われる出所不明の怪しげなライヴ盤(最近出た「Real Deal」が同内容盤?)が余りにもつまらなくて本盤もどーせとタカをくくって手がでませんでした。中古で安物にやっと遭遇したので期待もせずに購入した次第。
いや、これが凄かった、正にあの67年のデビュー盤を今に蘇らせたらこーなるという大迫力盤。カーマイン・アピスがプロデュースしていることもあるような気がするのですがドラムスの録りかたが特に凄くてバンド全体を鼓舞しまくり。ティム・ボガートのベースがウナリまくり、高名バンドのギタリストとしてはその存在感の無さでドアーズのロビー・クリューガーとイチニを争うヴィンス・マーテルのギターも相変わらず。新顔のおっさんのオルガンはマーク・スタインになりきり。
例の「You keep me hanginng on」なんかは当時のアレンジのまんまの再演(そのほかセルフ・カバー曲も概ね同じ)で普通ならオリジナル録音があればリレコなんかいらねぇーよとなるのが相場なんですが、これがこれが思わず聴き惚れちゃうという勝手にタカをくくった自分を恥じる出来。
その後昨年にはカクタスを再結成したのでファッジの再結成は本盤のみの一時的なものかと思いきや、オフィシャル・サイトを見るとなんと昨年にはマーク・スタインも加入してのツアーをやって今年にはニューアルバムをとか書いてある。並行して掛け持ち活動しているってことでしょうか。なにやらすべてを仕切っているのはカーマイン・アピスの様子、さすがあれだけのタイコを叩く人、そのエネルギーには敬服します。
いわずもがなの67年のデビュー盤
ここ最近(でもないかな)ヴァニラ・ファッジの紹介にラスカルズ、ブルー・アイド・ソウルがやたら引き合いに出されます。マーク・スタインのソウルフルなボーカルがフェリックス・キャバリエを連想させる(同じオルガン・プレイヤーで同郷、古くからの友人同士、オマケにヒゲ面!と共通点も多いのは事実ですけど)は確かですけど、どーなんでしょう? そこだけでは? ラスカルズを聴き込んでいないファッジ・ファンからするとやっぱファッジは「アート・ロックの旗手」なわけで、要素はあってもあまり「ブルー・アイド・ソウル」が強調されるのもどーかと。
と まぁ、戯言は置いておいて本盤ですが、その「ブルー・アイド・ソウル」の要であるマーク・スタインは欠席。そっくりなオルガンを弾くBill Pascallなるおっさんが入っての2002年の再結成盤。
オリジナル・メンバーでの84年の再結成盤「Mystery」とか80年代後半頃と思われる出所不明の怪しげなライヴ盤(最近出た「Real Deal」が同内容盤?)が余りにもつまらなくて本盤もどーせとタカをくくって手がでませんでした。中古で安物にやっと遭遇したので期待もせずに購入した次第。
いや、これが凄かった、正にあの67年のデビュー盤を今に蘇らせたらこーなるという大迫力盤。カーマイン・アピスがプロデュースしていることもあるような気がするのですがドラムスの録りかたが特に凄くてバンド全体を鼓舞しまくり。ティム・ボガートのベースがウナリまくり、高名バンドのギタリストとしてはその存在感の無さでドアーズのロビー・クリューガーとイチニを争うヴィンス・マーテルのギターも相変わらず。新顔のおっさんのオルガンはマーク・スタインになりきり。
例の「You keep me hanginng on」なんかは当時のアレンジのまんまの再演(そのほかセルフ・カバー曲も概ね同じ)で普通ならオリジナル録音があればリレコなんかいらねぇーよとなるのが相場なんですが、これがこれが思わず聴き惚れちゃうという勝手にタカをくくった自分を恥じる出来。
その後昨年にはカクタスを再結成したのでファッジの再結成は本盤のみの一時的なものかと思いきや、オフィシャル・サイトを見るとなんと昨年にはマーク・スタインも加入してのツアーをやって今年にはニューアルバムをとか書いてある。並行して掛け持ち活動しているってことでしょうか。なにやらすべてを仕切っているのはカーマイン・アピスの様子、さすがあれだけのタイコを叩く人、そのエネルギーには敬服します。
いわずもがなの67年のデビュー盤
カクタスの新譜より好きかもしれません、昔からファッジ大好きですからね。ブルーアイドソウル云々についてはラスカルズのファンの方々が言っているのかなぁ。僕はあまりピンときません。
そうそう、ごんどうさんファッジお好きでしたものねぇ。たしか来日してスイート・ベイジルで演ったのも見に行かれたんじゃなかったでしたっけ。(でもあれはファッジとは云えなかったのかな)
今再来日したらなかなか見応えのあるステージが観れそうですね、カクタスも観てみたいです。
本盤は大丈夫です、バタバタ・ドスン・ドスンですし、ティムもウネってますから。これでマークが歌ってくれてたら...とホント思います。