そうね
そのとおりね
そう言うと
彼女は 突然 席から立った
これでいいよね
ワリカン
つりはいらないから
と
キッパリ言い張り
テーブルの上に
二千円を叩きつけるように
置くと
唖然とする 僕を置いて、
店を出てしまった
僕
何 悪いこと言ったっけ?
ああ また、彼女の勘違い
麻酔科と、アウグスティヌと
つまりは、僕が
優柔不断に見えだに違いない
夕べも カウンセリングで 徹夜
前日は 手術
入院患者の悪化
おいおい
クランケの話だぞ
心配が絶えない娘ばかりだと
おまえさんも その 慌て者と
勘ぐりを捨てなさいよと
いえばいったで、
また
おちこむしな
まぁ
結納までには 変わるな
可笑しいくらい古風なくせに
一度
ヒカッカルト
もう 言葉じゃ負えない
mail?なったかな?
どうせ あいつだ
ごめん
油絵完成しないし
あなた
話聴いてくれてないように見えて、、、
なるほどね。
僕のヒィアンセは
シンプルなひと
そこが いいんだけどね。苦笑する僕。
短編の小説の一節です。
(誤字脱字あるけど、お許しくだい。)