バタヤン、田端義男さんが亡くなった。
元気で楽しい方だった。
僕は初めてお会いしたのが、まだ小学校高学年の頃。
伊予三島(四国中央市)中央三丁目に当時あった「みどりや旅館」が、三島錦座(上町)での実演の宿舎で、
旅館に到着した時に、みどりや旅館の前で田端さんを目の前で見た。
ヘアはオールバック。ダークスーツでスラッとしていて、実にかっこいい。
にっこり微笑む顔が素敵だった。
後に音楽の仕事をするようになった僕は、キャバレーの仕事をし始めてから
何度も田端さんの歌の伴奏をさせてもらった。
ネックをぐっと下げて弾く姿が独特だった。
歌のすべては彼の弾くギターのイントロから始まる。
楽譜にはすべて、曲に番号がふってあって、
「はい○番!」と、バンドにわかりやすく声を掛けてスタートする。
僕の中ではいつまでも、ダンディでステキな忘れられない偉大な歌手。
「オース!」という挨拶も、今も耳に残っている。
田端さんありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り致します。