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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№15  慰霊碑!これが最期でも・・《アート・ペッパー(as)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「アート・ペッパー」のレコード紹介です。♪~♪
 
14年振り・3度目のカムバック作品!
アドリヴの花をライフラワー化した!(久保田氏)
記念すべきペッパーの「慰碑」最期の作品?!
一句
 “ 生花をも らしてしまう 復帰作 ”
⑮『リヴィング・レジェンド』(75)
《Living Legend/Art pepper》
アート・ペッパー(as)、ハンプトン・ホース(p)、
チャーリー・ヘイディン(b)、シェリー・マン(ds)。
《Art pepper Blog紹介》

「アドリヴの花をライフラワー化した」(久保田氏)。
旨いこと言ったもんだ。同感である。
(生花たる50年代のアドリヴ、70年代はまるでドライフラワー)
 
3度目の薬中逮捕~療養は70年までの10年間。
74年にカムバックし、このレコードが3度目の復帰作。
こんな復帰作、ペッパーのアドリヴではない。
「クファ・クチャ・ウチャ」茶苦茶に吹き荒す。
 一句
 “ 生花をも らしてしまう 復帰作 ”
 
50年代の音はインプロヴィゼイション豊かなフレーズ。
次から次へと出するメロディー。
抑揚豊かに流れるアドリヴは、このレコードにはない。
 
面影を残すフレーズはあるが、「クチャ・クチャ」とまとめる。
フレーズの語尾を「イイ加」に吹くな。と、言いたくなる。
記念すべきレコードとはいえる。
だが、こんな演奏はペッパーの慰碑みたいな物。

アドリヴは「ドライフラワー」化したが、り度合いは完璧。
力強さだけは以前にも増してパワーアップ。

今後、多くの作品を創作するが、82年6月・57歳で他
死亡寸前まで作品を残すが、終盤は「よれよれ」状態。
多くのレコードを持ってるが、70年代以降に全く魅力が無い。
 
♪~♪  10年振り、「アドリヴの花をライフラワー化」した演奏です。

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