だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 癒しのサウンド《ボビー・ジャスパー(ts)》

僅か35歳で他界、数少ないコードから聴く。
ボビー・ジャスパ、しのテナー・サウンド。
穏やかで、優しく、い音がスムースに!
①『Jimmy Raney Visits Paris/Jimmy Raney/Bobby Jasper(ts)』(54)
ジミー・レイニー(g)、ボビー・ジャスパー(ts)、ロジャー・ガーリン(tp)、
モーリス・ヴァンデール(p)、ジーンマリー・イングランド(b)、
ジーン・ルイス・ヴィアーレ(ds)。
 
ジミー・レイニー(g)の作品だがボビー・ジャズパーを紹介。
ベルギー生れ・パリで活躍後NYへ移住(56)、そして35歳で心臓病により他界。
だから
か、リーダアルバムが少なく再発モノも少ない。
しょうがないので脇役モノ含め3枚を紹介。

これは、レイニー(g)が渡仏時に現地のメンバと録音。
レイニーは音数も多くなく、太く・丸い音をシッカリと弾く。
ギターの音質・フレーズにジャスパーがッタシ合う。
ジャスパはやかで、優しく・太い音がスムースに流れていく。
ギターのバックでジャスパの音が厚い雲で覆うように包み込む。
 
アドリブはムードに流されず、強めのタンキングを効かす。
太く・々と・暖かく・フレーズを奏でる。
パリ時代の録音は、どれも同じ音質・フレーズが聴ける。
心温かい気持ちでジャズに身を預けたい時の推薦盤といえる。


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