(続)№5 伸び悩む音は？不遇の人《サル・ニスティコ(ts)》

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若干21歳、華々しくリーダ･デビュー！
③『Neo Nistico』④『Just For Fun』大好きなんだが・・・
当作品の６年後、51歳で死亡・・・何と不遇な人か！
一句
　　　“　若きデビュー　伸び悩む音や　不遇の人　”

⑤『ライヴ・イン・ロンドン』(85)
《Live In London/Sal Nistico》
サル・ニスティコ(ts)、スタン・トレイシー(p)、アート・シーマン(ts,ss)、

ロイ・バッビントン(b)、クラーク・トレイシー(ds)。
《Sal Nistico Blog紹介》
③『Neo Nistico』(78)　№3　不遇の時代をノリ超え、ハングリー・ブチマケ！《サル・ニスティコ(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

④『Just For Fun』(76)    №4　 音の渦・嵐＆炎上・爆発！《 サ ル・ニスティコ(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

　
演奏が雑、且つ録音も粗い。

ロンドンでのライヴ録音でレーベルは英STEAM。
ニスティコとS.トレイシー・英グループとの競演。
テナー２本のアンサンブルが最悪、ぶっつけ本番か？

ニスティコは若干21歳で①・②を発表。

だが、パッとせず渡欧し③・④を発表。
当⑤は③から17年後の作品で、③と変らず音質は硬い。
速吹きが得意、ハイテンポの曲は勢い余る程の力感がある。

ただ、ライヴだからか異常な程、音・フレーズが粗く・雑。
前作③、④に無かったフラジオ音が聴ける。

だが、とても巧い表現力と思えない。

グループ全体の演奏が雑なのは、トレイシーのピアノが原因。
力づくでガンガン叩き鳴らし、不協和音の酷さはセンスの欠片もない。
有名曲「Straight No Chaser」は、力づくの粗雑プレイ。
まるで、単なる酔っ払いのドンチャン騒ぎか？

21歳でリーダ・デビューするが、僅かな作品しかない。
このアルバムを発表し、６年後にスイスにて51歳で死亡。
③・④は好きな作品だが、不遇の人としか言いようがない。

　　一句
　　　　　“　若きデビュー　伸び悩む音や　不遇の人　”

♪～♪ 　他界3年前(88)のスリル感一杯の演奏をお聴き下さい

　　　　アルバム「Empty Room」からInner Urge

Inner Urge

Provided to YouTube by Believe SAS Inner Urge · Sal Nistico Empty Room ℗ Red Records Released on: 2008-05-12 Composer: J.Henderson Auto-generated by YouTube.

Inner Urge

《Sal Nistico Blog紹介》

①『Heavyweights』(61) №1　　誇大広告？！『ヘヴィーウエイト』《サル・ニスティコ(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

②『Comin'On Up!』(62) №2　アドリブの「巧い＆下手」のサンプル展示《サル・ニスティコ(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ