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だらずだらじゃず・本音ジャズ

(続)№2 野暮ったい、リカバリー《(Sweden)フレドリック・ノーレン(ds)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
   ジャズドラム「フレドリック・ノーレン」のレコード紹介です。~♪
 
「ドンツク・ドン」、暮ったいドラムだが。
りに・強引な力量で、吹き放つテナー。
南米から北欧へ、気を運ぶラッパはお見事。
 
一句
 “下手ドラム 聴かせ所だ イドメン”


②『ザ・スネイク』(84)
《The Snake/Fredrik Noren》
フレドリック・ノーレン(ds)、
トマス・フランク(sax)、ヤン・アデフェルト(b)、
クラエス・フォン・ヘイネ(p)、グスタフォ・ベルガリ(tp)。
 
《Fredrik Noren Blog紹介》

《Tomas Franck(ts) Blog紹介》

「ドンツク・ドンツク・ドン・ドン」。
何て暮ったい、ど下手ドラムなんだ。

以前から北欧ジャズは誠実実直、と紹介した。
当②だって、やっぱ面目丸だしのプレイだ。
とはいえ、ドラムがリーダーである。
もっと聴かせ所があっても、良いとは思うが。

インタープレイもなく、淡々とレガートを。
ドラムソロは、脈絡のない打が続くだけ。
手数は多いが、メリハリはさっぱり。

①『Joao Carlos』の3年前の演奏。
ドラムの才感覚は、①と同じく変わりない。
3年の間この駄ささは変わっていない、ということだ。
 
ベルガリ(tp)は、唯一南米ルゼンチン出身。
赤道を超え、南米の熱気を運ぶプレイだ。
 
ベルガリは、①でも起用されている。
①よりちょっとメロディーが弱いなぁ~。
とは思うが、リリアントな音創りが好ましい。

当②で最も目立つのは、テナーのフランク。
強引な力量で、吹き放ってくる。
削りなメロディーだが、潔く・迷いのない剛腕テナーだ。
 
 一句
 “下手ドラム 聴かせ所だ イドメン”

極寒スウェーデンの実直プレイだが。
一揆に熱量を高める曲は「Train Traveller」。
フランクのオリジナルで、テーマの好良さも中々です。
 
♪~ 「Train Traveller」粋なテーマに乗る腕フランクをお楽しみに。


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