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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№4 両雄、男臭く「ぶっきらぼう」《ホレス・パーラン(p)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  ジャズピアノ「ホレス・パーラン」のレコード紹介です。~♪
 
「べらんめぇ」調の戸っ子、B.アーヴィン。
「がつん・がつん」の鍵、H.パーラン。
「ぶっきらぼう」、相性抜群の臭さだ。
 
一句
 “べらんめぇ~ 臭さだ 俺のジャズ”


④『アップ・アンド・ダウン』(61)
《Up And Down/Horace Parlan》
ホレス・パーラン(p)、ブッカー・アーヴィン(ts)
グラント・グリーン(g)、ジョージ・タッカー(b)、アル・ヘアウッド(ds)。
 

《Booker Ervin(ts) Blog紹介》


「べらんめぇえ~、戸っ子でぇえ~」。
ぶっきらぼーに・まくし立てる、アーヴィンのテナー。

「べらんめぇ」調の江戸っ子アーヴィン。
私は、大ファンなんです。
げ捨てるフレーズが、勢い良く飛び出す。
そして、フレーズのケツが弱々しくトーンダウンする。

このケツが下る弱々しさが、何とも可い。
粋がって吠えるオッサンの愛らしさ、とでも言いたい。

「ぶっきらぼう」アーヴィン節&パーランの強鍵。
二人の相性は、抜群なんです。
「がつん・がつん」の強い打鍵が、何とも合う。
臭い奴が二人揃ってぶっきらぼうに、って感覚だ。

タイトル曲は、まさしく個性丸出し。
ぶっきらぼうな「べらんめぇ」を発揮しまくる。
ロングトーンのケツが下るけなさも、何ともいい。
 
パーランの「がつん・がつん」がえ目だ。
繰返しフレーズも今回は、控え目に。
朴とつなメロディー重視のフレーズに様変わり。
こんな調子の2人のコンビネーションが楽しめます。
 
 一句
 “べらんめぇ~ 臭さだ 俺のジャズ”

グリーン(g)を除く4人は、C.ミンガスGを脱退。
その後、プレイハウス・フォーGを結成。
こんな時から、二人のンビが続いている。
 
当④録音の頃のアーヴィンのリーダー作。
次の二作にパーランが加入している。
②『Cookin'』(61)④『Exultation』(63)
よっぽど性が良いと、思ったのだろう。
 
当④はKING盤Blue Noteを聴いている。
TOSHIBA盤のジャズっぽい生感とは異なり、
バランスの良いーディオ的音質の良さがあります。
 
♪~「Up And Down」 べらんめぇ調とフレーズのケツがりにご注目を。


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