だらずだらじゃず・本音ジャズ

№6 「粋」の音場に、「見せ場」の一発《ウディー・ショウ(tp)》

ムリ・ダの無いサウンド!
正統派4ビートの「」の音場に、
スリル&インパクト・「せ場」の一発を放つ。
⑥『ユナイテッド』(81)
《United/Woody Shaw》
ウディー・ショウ(tp)、スティ-ブ・タレ(tb)、マリュグリュー・ミラー(p)、
スタッフォード・ジェイムス(b)、トニー・リーダス(ds)、ゲイリー・バーツ(as)。
YouTubeリンク》
このレコードは最高。
ショウの巧さにいしれる抜群の演奏。
正統派・オーソドックスな4ビート・最高のランスで堪能出来る。
ピアノがブチ込んでくるブロックコードのタイミングが絶妙。
ピアノが叩くタイミング1つで、スマートにノレる「」が分る。

ドラムがイイ、余計なオカズをバタバタと入れない。
ドラムのインタープレイでやたらと叩きまくるのがイイこともある。
しかし、ここではショウの歌心を聴かす抜群のフレーズ。
こんな時のドラムはここ一でオカズを叩き込むのがベスト。
その方がスリルが倍増する。

アルバム⑤から2年後の録音。
ショウの音は何かが変わった分けではない。
このアルバムはとにかく、バランス・定した演奏が売り。
グループに余分な音、駄な音が無い。
ここだというツボに、グループ全体が一発カマス、その見せ場を知っている。
「巧い連中の演奏にはムリ・ムダが無い」その手本となる1枚だ。


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