だらずだらじゃず・本音ジャズ

№8 未来永劫・永久保存・聴き倒しの1枚《ウディー・ショウ(tp)》

ブリリアントにードで爆発!F.ハバード!
ウォームにH.ップで心を唄う!W.ショウ!
R/Lch両者入替る録音はリル&ストレス・興味倍増!!
⑧『ダブル・テイク』(85)
《Double Take/Freddie Hubbard & Woody Shaw》
ウディー・ショウ(tp)、フレディー・ハバード(tp)、ケニー・ギャレット(as,fl)、
マルグリュー・ミラー(p)、セシル・マクビー(b)、カール・アレン(ds)。
この作品はジャズ一級品。
一糸乱れぬリズム&スリル・張感を継続させるフレーズ。
最近、70年代以降に特化し、聴きまくっている。が、
「今まで聴いた70年代以降のジャズはだったんだ」と、この1枚が訴える。

ブルーノート・レーベル復興に相応しい演奏。
叉、モダンジャズ・マイルストーンへの字塔になる1枚。
新たな技法・奏法を持ち込んだモノでは無い。
ハードバップ、モード奏法のり来りのジャズ。
だが、昔々から楽しんできたジャズの醍醐味が縮されている。

Rchからブリリアント・トーンのード奏法で、圧倒するのはハバード。
Lchからは、ウォーム・トーンでードバップに繰り出すのがショウ。
ハバードの中低域の太く、大らかなトーン。
ハイトーンは鼓膜を破れかぶれにする程のブリリアントな響き。
モードで音階を上に下へ揺さぶり、国・地獄を駆けづり回る。
 
ショウの歌心タップリのフレーズはストレスを与えつつームに。
今までのアルバムの大成となる力量を如何なく発揮。
2人を対比しつつ楽しめる最良の演奏に出来上がっている。
ところが、曲によってはR/Lch入れ替わって録音されている。
この違いを聴き比べるだけで、より一層緊張感が楽しめる。

この1枚は未来永劫・永久保存・聴きすレコードになるだろう。


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