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だらずだらじゃず・本音ジャズ

(続)№7 沁みる、とろ臭さ《ソニー・クラーク(p)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  ジャズピアノ「ソニー・クラーク」のレコード紹介です。~♪
 
「とろ臭い」乗れソニーを、脇役で聴く。
「がっさ・っさ」バリトンから、ピアノへ。
なく入ってっくるアドリブ、つい「ほっ」と。
 
一句
 “とろ臭い みるピアノに 身を寄せて”
 

①《Blue Serge/Serge Chaloff/Sonny Clark》(56)
ソニー・クラーク(p)、サージ・チャロフ(bs)
ジョー・ジョーンズ(ds)、ルロイ・ヴィネガー(b)。 
 

《Serge Chaloff(bs) Blog紹介》

あの「とろ臭い」乗り遅れのソニー。
役では、どんなプレイをするのか。
と、面白半分に脇役物3枚を聴いてみた。

当⑦のリーダーは、バリトンのチャロフ。
脇役ピアノ、ソニーの音を聴いてみる。
録音は初リーダー作②『Dial“S”For Sonny』の前年。

ミディアムテンポの「A Handful of Stars」。
朴とつに、淡々としたアドリブが流れる。
この頃は、やっぱ若干の「ろ臭さ」がある。
ただ、この「とろ臭さ」が何とも味がある。

シングルト-ン一発一発に想いを込めた音。
「しゃきっ」としない朴とつ感、これが個性。
「トン・トン・~」と味を感じさせ、これが堪らない。

「がっさ・がっさ」ず太いチャロフウのバリトン。
「どろっ・どろっ」のピアノ、このコントラスト。
これが何ともしっくりきて、相性ばっちしトーンです。

どうもこの方、ピアノトリオは今イチで。
ホーン楽器との協演でるのでは。
バリトンからピアノへのアドリブ渡し。
何気なく入ってくる、このソニーのピアノ。
このとろ臭さに「ほっ」としてしまいます。

バッキングは邪魔にもならず、目立ちもせず。
やはりアドリブの入り方、これが何とも絶です。
 
 一句
 “とろ臭い みるピアノに 身を寄せて”

チャロフは翌年の57年・33歳、で他界。
当⑦は最期のリーダー作となり、作品は僅か。
 
♪~ 「A Handful of ~」~気なく入ってくるピアノのアドリブが何とも・・


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