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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№6 突っ込む乗り、薬中か?《ソニー・クラーク(p)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
   ジャズピアノ「ソニー・クラーク」のレコード紹介です。~♪

「ぼっ」一瞬え、消える瞬間のローソクの炎。
何が変えた?息がまる迫力で突っ込む。
63年中で他界、まさかの薬中プレイ?
 
一句
 “死を招く 中ピアノ ハイテンション”


⑥『ソニー・クラーク・トリオ(TIME)』(60)
《Sonny Clark Trio(TIME)》
ソニー・クラーク(p)、マックス・ローチ(ds)、
ジョージ・デュヴィヴィエ(b)。
 
《Sonny Clark Blog紹介》


「ぼっ」一え、消える瞬間のローソクの炎。
このタイム盤は、そんな気がしてならない。
従来のソニーとは、全く異なるピアノを聴かしてくれる。

以前の「ぎくしゃく」アドリブは、ここには無い。
「乗り遅れ」とか、後(あと)乗りビートは無い。
「ぐいぐい」フレーズは流れ、し込んでくる。
まさしくスウィングし、乗りに乗ってくれる。

間を空けぬフレーズが、脈打ってくる。
が詰まるほどの迫力で、突っ込んでくる。
アクセントの強い・明確なタッチが、次から次へと刺し込んでくる。
 
そして、抑揚豊かにメロディーが・・・。
まさしく、ハードバップのきの良さが堪能できる。

心境の変化?何が変えたのか?
M.ローチのサポートが起爆剤?とも思えない。
ブルーノートを抜け、TIMEレーベルへの籍がトリガーか。
 
いくら『Cool Struttin’』が国内ヒット作といえど。
誰しも、このTIME盤を最高作に推すのでは。
H.バップのソニーここに在り、のレコードといえる。

ところが、この頃から麻中毒どっぷり。
2年後の63年1月、31歳・薬中による心臓発作で他界する。

初リーダー作②から、僅か6年間の活動。
この尖った・鋭いタッチ、切羽詰ったフレーズ。
このハイ・テンション、既に薬中か?と思うのだが。
 
 一句
 “死を招く 中ピアノ ハイテンション”

全曲オリジナルの中で、ソロピアノが1曲ある。
活き活きと跳ねるピアノをソロで披露。
こんなの聴いてると、2年後に他界するとは信じ難いのです。
 
♪~「Minor Meeting」消える瞬間のローソクの炎、中?まさに豹変です。


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