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だらずだらじゃず・本音ジャズ

(続)№17 大晦日、雪崩れの絶頂期《ボビー・ワトソン(as)》

♪~本年最終日、ご訪問頂きありがとうございます。
   ジャズサックス「ボビー・ワトソン」のレコード紹介です。~♪
 
  良いお年をお迎えください。

脇役だが、絶期のB.ワトソンが登場。
悲鳴を吐き、雪れる連続音の切迫感。
主役を尻目に、粋って・い目立って。
 
一句
 “アルト吠え 主役尻目に 絶期”


①『クラリオン・エコーズ』(85)
《Clarion Echoes/Frank Gordon/Bobby Watson》
ボビー・ワトソン(as)、フランク・ゴードン(tp)、
アリ・ブラウン(ts)、ジェイムス・ウィリアムス(p)、
ルーファス・リード(b)、カール・アレン(ds)。
 
《Bobby Watson(as) Blog紹介》


リーダーはラッパのフランク・ゴードン。
大ファンのワトソンは、脇役参加となる。
85年のワトソンは、絶期の頃である。

85年のリダー作は
⑥『Appointment In Milano』
⑦『Round Trip』
⑧『Love Remains』

初期の頃の細い音は解消され、強いアルトへ。
アルトとは思えぬ強烈な音が、大好きです。
まさに、雪の如く押し寄せる切迫感がある。

そんな音を再現してくれるのは「Convalsion」。
妙な三拍子のリズムを、叩きまくるドラム。
このドラムをバックに、アルトが吠える。
悲鳴を吐きながら、連続音で雪崩れる轟音。

これが、当時のワトソンの特徴といえる。
連続音のでなぎ倒していくソロはあっぱれ。
 
 一句
 “アルト吠え 主役尻目に 絶期”
 
通常、目立つのはブリリアントなラッパのはず。
だが、ゴードンのラッパはやたらと太いだけ。
突っ込みも無いだけに、どうもえ目なようで。
私からすれば、目立つワトソンのアルトにっぱれである。

♪~「Convalsion」 ワトソンのアルトに目して頂きたい曲です。


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