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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 歳くえば、百戦錬磨の音が・・《スコット・ハミルトン(ts)》

♪~♪  ご訪問ありがとうございます。
      ジャズサックス「スコット・ハミルトン」のレコード紹介です。♪~♪ 
 
23歳&67歳、若造 VS 初 対決・競演!!
「ゴワゴワ・ガサガサ」キブリ這い回る音!
張りのある音・強弱の巧さ・戦錬磨のフレーズが・・・
一句
   “ 歳くえば 戦錬磨の 音がする ”
②『スコッツ・バディー』(80)
《Scott's Buddy/Scott Hamilton》
スコット・ハミルトン(ts)、バディ・テイト(ts)、カル・コリンズ(g)、
ジェイク・ハナ(ds)、ボブ・メイズ(b)、ナット・ピアース(p)。
《Scott Hamilton Blog紹介》

①『Scott Hamilton』では、23歳のハミルトンを捕まえて、60歳代の音。
と、思ったが、当②では物の60歳代が登場。
B.テイトはこの時67歳。

演奏スタイルはハミルトンと変らない。
揃いも揃ってスイング・ドップリの間派ジャズ。
テナー2本だと「どっちがどっち」と、神経衰弱にはまりがち。
 
ハミルトンの音質は①と変らず優しく・丸く・太い。
やはり、音の表面はスキーでフレーズは美しい。
テイトも太く・丸い音だが、音の表面はハミルトンより少しリリアント。
ハリが有り、力強さが特徴。
 
「ネチネチ・ドロドロ」と、バラードを奏でるハミルトンには参った。
ヴィブラートの多さと「ガサ・ガサ」のハスキートーンです極太の音。
「ゴワゴワ・ガサガサ」強風の中のマイクの雑音のような・・・。
テナーの管の中で、ドでかいキブリが這いずり回ってるような・・・・。
だからか、とてもムードテナーに聴こえない。

あえて、若造 VS 初とするなら。
初老テイトに軍配を上げたい。
ハミルトンはワンパターンのガサガサ音。
それに対し、テイトのりのある音、強弱の巧さ。
ブロウ~ハイトーンのフレーズは百戦錬磨のテクを見せ付ける。
  一句
     “ 歳くえば 戦錬磨の 音がする ”
 
①のハミルトンの単色プレイでは飽きもくる。
当②はバディーの多彩な色合いが変化をもたらし楽しく聴ける。
 
♪~♪ ハミルトン&テイトの多彩なテナーをお楽しみ下さい
   《他のアルバム『Back To Back』》

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